buonitaliaのblog

そろそろポルチーニ茸の季節である。ポルチーニは最近日本でも乾燥のものを売っているが、松茸と同じでとても高価なキノコである。

乾燥のものをぬるま湯で戻してリゾットにしてもおいしいが、生のポルチーニは独特の香りがすばらしく、手打ちパスタ(フェットチーネなど)と一緒に食べる。

このポルチーニ茸はふつうお店で買うと1kg4000円ほどでとても農家の人々には買えるようなものではない(日本産松茸に比べればやすいのかもしれないが)。

ところがポルチーニ茸は家の周りの林に沢山生えるのだ。雨が降った後などポコポコとたくさん生えていて、「ええ!?ポルチーニがこんなところに???」と飛び上がってしまう。松茸のように、地主が立ち入り禁止にしている所も少ない。

貧しくてとても買えないような家庭の食卓にものぼるので、すばらしいなと思う(この辺りの農家の人はたいていお金持ちだが、お金に対する感覚が違っていて、とにかく質素な生活をしている)。

うちの近所にポルチーニ茸採りの名人のおばさんがいて、去年は1人で118本もとって大喜びだった。産み立ての卵でパスタを作ってみんなで食べてもまだあまってしまい、たくさんいただいたのを覚えている。

(ただ、ポルチーニ茸は水銀濃度が高くてあまりたくさん食べると体に良くないそうだ。他にカジキマグロなどもそうである。この話はまた今度詳しく話したいと思う)

同じく家の周りでは黒トリュフも採れるので(白トリュフの方が珍しくて香りもたかい)探してくれる犬さえいれば簡単に手に入る。うちの犬にも訓練してくれと頼んだら、生まれた時からトリュフ入りのミルクを飲んで育つのでもう遅いと言われた。残念!!










野菜のパスタをよく食べる。おいしいし、ダイエットにも良い。パスタはお米と違って腹持ちが良くないのですぐに消化して胃に重たくない。たくさんの野菜と一緒でお通じにもよい。

私がよく作るのは、ズッキーニやピーマン、トマト、たまねぎなど畑のあまった野菜を、一緒に弱火で一時間ほど炒める。アンチョビを2、3本入れるとよりおいしい。出来たらそれを全部ミキサーにかけてしまう。これでパスタソースの出来あがり。ラタトューユをミキサーにかけると思えばいいか。

こうすると野菜を沢山食べられるし、野菜嫌いの子供も喜んで食べてくれる。

他にもインゲンをたくさん蒸して、オリーブオイル、バジリコ、トマト、パルメザンチーズ、レモンの絞り汁と一緒にミキサーにかけるとほんとうにおいしいパスタのソースになる。

日本人は毎日おすしとすき焼きと天ぷらを食べていると思っているイタリア人は多いが、もちろんそんな食生活の人は滅多にいないだろう。

イタリアでも、レストランで食べる食事と家庭のものとはずいぶん違っている。毎食毎食パスタやピザを食べるのではなく、昼がパスタなら夜は野菜の炒め物とチーズかお肉、又はその反対などにする。

もともとイタリア料理はお金がかからなくてお腹が膨れるものをと、家庭料理から生まれたので、今の高級レストランで高級食材を使って作るものとは少し異なっている。

日本のように天ぷらのプロ、おすしのプロ、焼き鳥のプロ、など特殊な技術を要する料理は少ない。ピザ職人もいるけれど、家庭で作っても簡単においしくできるのだ。私が紹介する料理もそういった家庭料理のもので、むずかしいものではない。

今日子



 











今日は冬用の野菜の苗を買って来て植える。夏に植えたインゲン、トマト、ナス、ズッキーニなどの野菜も終わってしまったので、畑を全部掘り返す。耕すのは農家のおじさんに手伝ってもらう。機械で耕した方が効率もいいしきれいにできるので、昔の人は本当に大変だったなあと思う。

近所の農家で牛の糞をたくさん運んできてもらって土に混ぜこむ。こうすると土の栄養になって野菜もおいしくできる。肥やしに一番良いのは羊の糞だそうで、私はその時あまっているものをもらってくることにしている。羊や牛の糞は草の匂いがして別に臭いともおもわない。

冬に植える野菜は、カリフラワー(白と黄緑)、ブロッコリ-、菜の花、カブ、ウイキョウ、紫キャベツ、キャベツ、などである。

日本の野菜も植えてみたけれど、うまくいくものは少ない。一番違うのは土だろう。一見肥えていなくてよくないようにみえるこの辺りの土は、トマトやナスなどにとっては逆に良く育つ良い土である。しかし日本の野菜にはあわないようだ。

以前大根と白菜と春菊を植えてなべをやろうとした。はりきって植えたら、全部違う時期にできて一緒に食べることができなかった。大根も白菜も小さくて形の悪いものしかできなかったが、春菊だけはどんどん育って足の踏み場もないほどだった。

今年の夏はものすごい猛暑で雨がほとんど降らなく、今でも地面がカラカラ。これから秋にかけて沢山雨が降ってほしいと願う、農民の気分になっている。

今日子



 




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