buonitaliaのblog

インゲンとナスのオイル漬けです。



畑でたくさん採れて食べきれなかった時に作ります。
保存食ってこれがないとどうしても困る保存食と、
余って仕方がないから作るものとありますが、これは
どっちかというと仕方がない方。
(そう考えると梅干しってすごいですね)
でもまああったらあったで良いものです。自分で
作った野菜ならなおさら愛情がわきます。



いんげんは白ワインビネガーと白ワインを1:1の
割合でさっと茹で、さらしなどで水分をぎゅーっと
搾り、白ワインビネガーとオイル1:4くらいで瓶詰にします。



ナスは薄く切って塩をふり、一晩おいて灰汁と水分を
出します。それをキッチンペーパーかさらしなどで
軽く押さえながら水分を拭き取ります。
(とにかく水分と空気があると傷みやすいので気をつけます。)



そしてきれいに並べて唐辛子をところどころに入れ、
やはり白ワインビネガーとオイル1:4くらいで瓶詰めにします。



4,5日置くと味がなじみます。日本とイタリアでは気候の
違いでどのくらい保存できるかわかりませんが、イタリアでは
一年でも大丈夫でした。今のところ作って2週間、問題なし。



塩やみそ、しょうゆなどの調味料に漬ける、酒粕や麹に漬ける、
乾かす、いろんな保存法がありますが、こちらはオイルのある国
ならでは。オイル漬けも保存食です。



 





大好きな坊ちゃんかぼちゃの季節が
やってきました。



初めて見た時かぼちゃが大きくなる前に
収穫したのかと思ったら、そういう種類とのこと。



ただ蒸して塩とオリーブオイルをかけただけなのに
こんなにおいしいなんて! かぼちゃの良しあしで
味が決まるので、いろいろ買って試してみました。



やはり減農薬とか有機栽培の方が味は濃いです。
オリーブオイルを使っていると素材の味が気になりだして、
結果としては材料探しに熱が入ります。



だし、しょうゆ、砂糖、みりん、酒などの組み合わせを
○:○:○で味を決める和食との違いで、味が決まらない、
ということがなくてその辺は楽で大胆です。



 





前回くし切りにしないと書いたトマト。
今回は、適度に熟れたトマトを楽しむ、
ざく切りの食べ方です。



トマト(大)3個を大き目のざく切りにします。
塩、ワインビネガー、オリーブオイル、オレガノが
味の決め手です。(もちろん一人分)



あとは茹で卵と皮をむいて半分に切ったにんにく、
あれば塩漬けケイパーを入れ、ざっくり和えるだけです。



この場合バルサミコ酢よりすっきり酸味が効いた
ワインビネガーの方がお勧めです。
食べ終わる頃、トマトから汁がたくさん出て、
ワインビネガーやオリーブオイルと合わさった
ソースがお皿いっぱいでていることに気付きます。



この汁がおいしくて、パンに浸して食べます。
汁にパンを浸して作るパンツァネッラという料理も
あるくらい、イタリアの人はこの汁に親しみを感じて
おります。



加熱でも生でも、野菜の汁を出さないようにひたすら
気をつける日本の野菜の食べ方とちょっと異なります。
野菜の水分とオリーブオイルは料理の大事な要素の
一つなのです。



 





 



このページのトップヘ