buonitaliaのblog

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開店以来23年輸入してきたアンフォラ型の
瓶、2年ほど前に生産会社から生産終了との
連絡がありました。

この瓶を見つけたのはたまたまウンブリアの家の
近所の小さい瓶会社でした。とても気に入って、
会社を立ち上げた時にみんなでこれにしようと
決めました。その後ミラノの瓶会社に買収され、
2年前にはEUの大会社に買収されました。

なので随分会社の方針なども変わったと思います。
コロナ禍であまり売れない瓶は淘汰されていったのか
と思います。

加えて昨年はスエズ運河で日本の商船が拿捕された
とのニュースが入り、船便は南アフリカの喜望峰を通って
ものすごい遠回りに! もちろん送料も今までより
ずっと高くなりますし、何よりも荷物が滞って混乱している
とのことです。すでにコロナ禍で船便かなり滞っておりました。
円安や燃料の高騰などさまざまな要素が重なり、瓶の
輸入はあきらめる方針にしました。

今後商社はパスタやトマト缶なども、輸入しにくくなるの
かなあと思います。

ブオーノイタリアのトレードマークだった瓶なのでとても
残念です。他の瓶もイタリア中くまなく探してはみましたが、
なかなかこれだ!というものがなかったのも事実です。
また、瓶入りのオリーブオイルを空輸すると重量もかなりな
ものになります。そういった事情も含めまして、皆さまご理解の
ほどよろしくお願い致します。500mlの瓶は、もう少し在庫
ございますので、この瓶がお好きな方はぜひこの機会にご利用
下さい。終わり次第、缶のみの販売に移行致します。
今までこの瓶をご利用くださいまして本当にありがとうございました。

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ラディッキオ(トレヴィス)のリゾットを
作りました。赤ワインとくるみが入って香ばしく深い
味わいです。

イタリアの人たちがハイテンションになる料理で、いくつか
一人だけ仲間に入れず置いてきぼりになる料理の一つ。
ラディッキオのリゾットと言われてもいまいちテンションが
あがりません。しかし食べると、ああ、このなんとも言えない
ラディッキオの苦みと赤ワインの複雑で深い味わい、食べ
終わると何かひとつイタリアを深く知った気になります。

ラディッキオの苦み、赤ワインの渋み、くるみ(あれば)の
香ばしさ、ここにたっぷりのパルミジャーノとバターでミルキーな
味が加わって、次こそはラディッキオのリゾットと言われたら
一緒にハイテンションに加わろうと思います。

1人分:ラディッキオ(中)半分、玉ねぎみじん切り大さじ1、
米80g、赤ワイン40ml、バターひとかけ、パルミジャーノ50g、
オリーブオイル適宜、くるみ4個
野菜のブロード(セロリ、にんじん、玉ねぎを30分ほど煮て
塩をお味噌汁の塩分くらい入れたもの)適宜

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先日ひょんなことから福岡美術館に行ってきました。
永遠のローマ展。カピトリーノ美術館の作品が
来ていて、中でもカラヴァッジョの聖ヨハネが日本
初公開とのこと。連れて行って下さったお友達に
大感謝。

カピトリーノ美術館はカンピドリオの丘にあります。
すぐ近くに住んでいたので時々通ってとても
身近な場所でした。美術館も一度ならず数回は
行ったはずなのに、なぜかほとんど記憶がなくて愕然と
しました。まさか福岡で遭遇するなんて。

ローマ生まれローマ育ち、様々なジャンルのローマの
番組を作ってきたシルヴィオに画像をメールで送ったら
大喜び。これらの作品やローマについて語ったらあと
半世紀はかかると返事がきました。

なかなか遠出が難しくなってきたシルヴィオですが、
今度ローマの友人たちとウンブリアから生まれ故郷の
ローマに連れていく計画を立てています。
やはり人って生まれ故郷に接すると力が湧いてくるんだなと
思います。

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