buonitaliaのblog

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今日は一日友人の家の豚の解体とサルシッチャや生ハムなどの干し肉作りを
手伝いに行ってきました!


豚の解体は10数年ぶりくらい。懐かしくてたまりませんでした。
毎年豚一頭を半分こしていた家族のです。
現場に着くと、当時うちの解体を手伝ってくれていた解体屋さんのマルコに
再会してお互いびっくり。


初めて参加した時は興味本位でした。いきなりナイフを持たされ、わけもわからず
豚の顔の肉を削ぎ落とすのから始まりました。

今自分は何してるんだろう?と思いながらひたすら脂身と肉を切り分けること2時間、
あとでサルシッチャ用の肉だったことがわかりました。


ウンブリアは2千年以上前から豚の解体加工が盛んで、各家庭で干し肉作りを
当たり前に行なっていました。20年前はもっと多くの家で解体をしていましたが、
今は随分減ったそうです。そもそも養豚農家がなくなってきています。


友人は胆嚢がなくて脂身を消化できないので、サルシッチャは極力脂身を除きます。
脂身が少なくても、肉がとっても美味しいことを教えてくれた人たちです。
子供の頃は余った脂身で石鹸作ったりしてたけど、やっぱり臭くて嫌だったそう。
ウンブリアはオリーブオイルと豚、両方の産地。油と脂は人々の生活に深く深く
根付いています。


例年極寒の中で一日中立ち仕事で、終わると体が冷え切っていましたが、今年は暖冬で
そこまでキツくはなかったです。

暖冬だと塩の入り具合や干し具合が変わるので調整が必要ですね。
みんなで豚について色々思っていることを話せて、大変興味深かったです。
最後に大事な取材が出来てホッとしました。


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牛肉のスープとトルテッリーニを作りました。
スープは前日に作り、冷えたら固まった脂肪を取り除きます。写真の材料と黒胡椒の粒、クローブを入れ、水から弱火で2時間煮ます。
最初出たアクは取り除きます。

こういう牛肉が日本でも手に入るようになればなあと思います。
結構赤身肉が好きという声をまわりの日本人からもたくさんきくのだけど、難しいのかなぁ。

牛肉のスープは滋養があります。シルヴィオがインフルエンザやら手術でかなり体力が落ちたので、頑張ってほしいです。

トルテッリーニの具はモルタデッラ、生ハム、パルミジャーノ、ターキー胸肉(普通は豚肉)。さすがボローニャが誇る材料をふんだんに使ってため息がでます。

生地は卵2個、00粉150g、セモリナ粉40gでした。スープに直接入れ、しばらく茹でたら出来上がりです!

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朝起きたらまず暖炉を掃除して火をつけます。
10年ぶりくらいに冬のウンブリアに来て
暖炉がうれしくてたまりません。歩いていると薪が燃える匂いが村中でしています。

昨日友人に畑のキャベツをいただいたので、キャベツとジャガイモの炒め物を作り、定番の炭火でサルシッチャを焼きました。東京にいる時もこの友人のキャベツが常に念頭にあります。

暖炉は家の中でアウトドアが出来て相当好きです。チリ一つない家と灰や木クズで散らかっている家とでいつも悩みます。

 

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