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この2年ずっと描き続けている水彩画のモチーフにと、

近所の大邸宅に写真を撮りに行ってきました。

外からそっと撮らせてもらおうと思っていたら、

ちょうどご主人が帰ってきました。


あの私、前からお宅の絵を描きたくて、写真を

撮らせてもらえないでしょうか。と焦って

頼んでみました。(今思うと怪しい格好)

するとご主人は快く、「もちろんです。中へどうぞ」と

おっしゃいます。


「あーいえいえ、外からで結構です。ありがとう

ございます」。これはもう一瞬で終わらせてさっさと

帰ろうと撮っていたら、ご主人はその場から離れません。

そしてまたもや「中へどうぞ」。

いえお邪魔しちゃ悪いからと言ったら、「僕は別に構いません。

あなたが中へ入りたいかどうかをたずねています」だって。


ええと私は中に入りたいんだっけ?どうだっけ。

「じゃ、お言葉に甘えてすみません」。


しばらくして、あなた隣村の人でしょ、と言われ、まあ覚えていて

くれましたか、とびっくり。

このお宅は昔家探しが趣味の友人と見にきたことがありました。

友人は最近不動産屋に行くと中からカーテンを閉められちゃうのよと

苦笑い。


石造りの家の質感やレンガの色が大好きです。長い年月を経てこんな

色になります。家ってすごいなと思います。出来上がったら送ります。

感謝。