2018年10月
古い
手打ちパスタ
ウンブリアの小さな村
塩が入っていないパン
今日のパンは、塩が入っていないパン。
サワードゥの種から作っているパンを頂きました。
うちのはちみつも少し入れたそうで、よく発酵した
そうです。
塩の入っていないパンは最初違和感がありますが、
慣れると粉の味をじっくり味わえます。
トスカーナ州とウンブリア州が塩なしパンを食べます。
塩は不思議なもので、入っていると当たり前過ぎて
意識しませんが、なければないでそれが普通になります。
日本の白いご飯も塩が入っていませんが、外国の人に
言うと驚きます。ほとんどの国でお米は塩を入れて
調理するからです。
そして塩の入っていないパンは生ハムなど塩漬け肉と
よく合います。白いご飯に塩鮭と同じ感覚です。
だから決して塩分を控えるためのパンではなく、
おいしいから、というのが大きな理由です。
他に、昔塩が貴重だったからなどいろいろな理由が
くっついてきますが、おいしくなかったら、人間だから
長くは続かないわけです。
今制作中の本は、データもしっかりあるけれど、
料理のおいしさや作ることの楽しさを伝えられたらな
と思います。
(「オリーブオイルのおいしい生活」と同じ
文藝春秋社から、来年出版予定です。みなさん
よろしく!)
塩っぽいものがある時は、必ず野菜や果物を食べて
摂取した塩分を排出してもらうことも忘れません。
生ハムとメロンは理にかなっているのです。
今日はネギとジャガイモを水で煮てミキサーに
かけたスープです。
パンおいしかった、ありがとう!