buonitaliaのblog

2021年05月

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新しい本の表紙の見本です!
とってもきれいでうれしくてたまりません。

6月24日発売です!

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久しぶりにサルシッチャを作りました。豚肩ロース
1kgを包丁で粗くたたいて、塩、胡椒、にんにくほんの
少しで味付けし、ワインで洗った腸に詰めます。

腸詰めは大変なので中身だけ作って料理に使うことが
多いです。今回は一念発起しました。腸詰めをトマト
ソースで煮込んで、そのソースでパスタを食べたいなと
数か月前から思ってついに決行です。

サルシッチャは日本人にはちょっと塩辛すぎるかも
しれません。このまま焼いて食べるよりは料理に使うと
うま味の宝庫で何をしてもおいしくなります。その際
料理には塩を足さないのでそんなに恐れることもないかと。

ピストルに最後に残ったのは、苦いタンポポの葉と
炒めました。オリーブオイルたっぷりで大変おいしいです。

サルシッチャもイタリア各地で味が違います。ウンブリアのは
肉の挽きが粗く、塩味も濃いです。ボローニャの方はもう少し
細かく挽いて塩味も若干薄め。いずれにしても保存食だから
塩味は濃いです。暑いところほど塩が濃くなるのはチーズも
一緒かも。

今までに食べた最強のしょっぱいサルシッチャはローマの
ポルタポルテーゼの市場だったかしら。ローマ料理はもともと
なんでもしょっぱいかもしれません。粗野なイタリアの味は
原点で懐かしく、やっぱり食べたくなります。

日本で料理教室の時に何度か質問があったのが、ドライの
スパイスを肉に入れてもいいですかというもの。
サルシッチャはシンプルに何も入れず、焼くときにローズマリー
など生の香草の新鮮な香りと爽やかさを楽しみます。
薄味のじゃがいもと一緒に食べるのなども定番です。

肉1kgに対し、塩2.8g、こしょう(好みでたっぷり)です。

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今年もオリーブの木に花が咲いて結実してます。
レモンも1個だけなりました。ルリマツリも咲いて、
また秋まで青いきれいな色を楽しめそうです。

オリーブの木を植えたけれど実がならないという
ご相談をよく受けます。2本植えないとダメだときき
ましたが、種類にもよるそうです。私もそんなに詳しく
ないのですが、たまに一本だけの鉢植えでほとんど
手入れもしていないような木がわんさか実をつけて
いることもあります。

オリーブの木は湿気に弱いので、丁度日本の梅雨の
時期に花が咲いても落ちてしまうことも多いです。
以前毎年実をつけるオリーブの木を差し上げたことが
あります。はれて地植えに昇格し、さぞたくさん実をつける
かと思いきや、実がならないとのこと。

風通しや日当たりもよく、水はけがよいのも大事みたいです。
あと栄養も必要です。オリーブの木専用の土や肥料も
利用しています。2月には剪定もし、夏は水やりも欠かせません。
でも色々やってもダメということもあり、やはり場所が
気に入るかどうかも大事な印象があります。

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ズッキーニのお花をいただきました。なかなか
手に入らないのでありがたいです。(時々阿佐谷の
マルシェでもみかけます)

ズッキーニも出回っているので、卵とチーズを使って
タルトにしました。

今回は雌花。めしべを取り除き、開きます。炒めた
ズッキーニ、卵液をタルト生地に流し込み、花を並べます。
花の上にオリーブオイルを回しかけます。

180℃のオーブンで50分ほど、生地の下側もしっかり
焼きます。上が焦げそうな場合は上の段に天板を付けたり
工夫しましょう。(電気オーブンは少し強めの温度で)

自分で作ると、油脂の加減ができてくどくならないのが
魅力です。野菜たっぷり、油脂を上手に使った料理は
軽食でも立派な一食です。

じっくり焼いたズッキーニの甘味、お花の香りもかすかに
してたくさん食べられる一品です。

生地(30cm型)
薄力粉200g、バター60g、オリーブオイル大さじ2,
塩ひとつまみ、牛乳60ml、卵黄1個をざっくり混ぜて
一つにまとめ、冷蔵庫で30分休ませる。

ズッキーニ:
薄くスライスして刻んだ葉玉ねぎ(ねぎや玉ねぎもOK)、
をオリーブオイルで炒める。塩をして中火で蓋をせず、
水分を飛ばしながら柔らかくなるまで炒め、粗熱をとる。

卵液:
卵3個、卵白1個、牛乳20ml、パルミジャーノ20g、
セミハード系チーズ40g(自作のチーズも健在です)、
刻んだイタリアンパセリを溶いて混ぜる。

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天然はちみつ入荷しました!売り切れになって
いたフレンチハニーサックルや栗も届いています。

カルロさんから「コリアンダーのハチミツなんてどう
かしら」との提案で、「ぜひに!」と即答しました。
初めてでとても楽しみにしていました。

コリアンダーもパクチーもシャンツァイも同じもので、
東地中海が原産です。中東の料理にはコリアンダー
頻繁に使われますよね。イタリアではイタリアンパセリの
方が主流ですが、あることはあります。

はちみつは葉よりデリケートな香りで、でもしっかり
香り高くて感動的。しっかり主張のあるはちみつは
雑穀や全粒粉の入ったパンと一緒に食べると相乗
効果でどちらのクセも緩和されます。
子供の頃三つ葉やシソなどすべての香草が苦手で
取り除いていたのがウソのように、今では香草好きです。

色々な粉でパンを焼きますが、最近はセモリナ粉の
パンをよく焼きます。南イタリアを訪れた時に感動して、
また行きたいと常々思っていて焼き始めました。
セモリナ粉のパンは血糖値の急上昇を防ぐそう。
イタリアにいる時は日本の水で炊いた白いご飯が
食べたいと思い、日本にいるとイタリアの水と粉のパンや
現地の水で茹でたパスタが食べたいと思い、結局そこか、
と思います。

今日は香りスペシャルでコリアンダーとタイムの
はちみつを半々に塗ってみました。
滋味あふれる味わいでおやつにも最適です。

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