buonitaliaのblog

2022年04月

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ウイキョウを見つけました。根が小さいけど香りは
とても良いです。

ウイキョウは畑で育てていた時は冬中食べる便利な
野菜でした。地中海原産ですが、意外としょうゆや
お米との相性もよく、和食が食べたくなるとオイルと
しょうゆでクタクタに炒めてパラパラのご飯にかけて
食べていました。普段あまり見かけないのでうれしい・・・。

ウイキョウは最も古くから栽培されていた野菜の一つと
され、オリーブオイルとの相性も大変よいです。
どちらも胃腸に良いので、冬の間新鮮なオリーブオイルを
かけて生でポリポリ食べたりもします。パーティの前菜でよく
出てきて、ここのお店はオリーブオイルに自信があるんだなと
思ったことがありました。

今日は新じゃがと一緒に炒め煮にしました。ザクザク切って
にんにくとオリーブオイルでやわらかく炒めただけ。
*蓋をして極弱火です。
塩だけの単純な味付けですが、オリーブオイルでウイキョウの香り、
じゃがいものおいしさが際立ちます。オリーブの実がアクセントに
なっています。
お酒にもよく合う大人っぽい味です。ウイキョウを見かけたらぜひ!

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ハルヴァを作りました。ハルヴァはアラブ諸国から
モロッコの方まで色んな作り方がありますね。
今日のはゴマとアーモンドプードルを使っています。
よく見かけるのはひまわりの種のペースト。小麦粉と
バターをよく炒めて固めたのもナッツや種子とはまた
全然違って面白いです。

オレンジピールを作る時毎年煮汁が少し残ります。
オレンジの香りの濃いシロップみたいな感じです。
もったいないからお菓子に入れてオレンジの風味を
楽しんでいて、以前からハルヴァに入れたらおいしい
のではないかと思っていました。

分量はおおよそで、ピスタチオを上に飾りました。
ゴマは軽く炒って油分が出るまでミキサーにかけて
ペースト状にします。アーモンドプードルもさっと炒って
ゴマペーストとよくなじませます。

卵白をしっかり泡立てます。そこに熱々に煮詰めた
オレンジピールの煮汁とオレンジのハチミツを入れて
さらに泡立てます。イタリアンメレンゲとよく似てます。
このメレンゲをゴマペーストに練り込んでタッパーなどの
型に入れて冷めたら適当に切って食べます。

今日は私にしては珍しく手間をかけ、一口サイズにしました。
ピスタチオを飾りました。最初の一口は甘!と思いますが、
ゴマやアーモンドが濃厚で異国のお菓子なのにアジア
らしさも漂わせています。ピスタチオのアクセントが気に入ってます。
カルダモンも入れればよかったなーと思いました。紅茶を
入れて午後に一息入れるのにもぴったりです。


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オレンジピール1週間の乾かしが終わりました。
今週はよく晴れて湿気も少なかったのでラッキーでした。
明日から雨かな?まとまったお天気の時がねらい目です。

グラニュー糖をまんべんなくまぶしてから瓶に入れます。
乾きすぎるとグラニュー糖がくっつかないので乾き具合も
考慮しています。しっかり砂糖を入れて煮て乾かすことで
カビの繁殖を防ぎます。
(大量にあるのでジップロックに重ならないように並べて
野菜室に保管します。)

オレンジが出回るのが春先なので、冬に使うまで保管します。
イタリアだと、11月からオレンジが出回っているので日本でも
そうなってほしいなとは思いますが、気候上仕方がないのかも。
でもイタリアの昔の文献などを読むと、オレンジの香りのケーキ
などは春の訪れを表していて、イタリアでもオレンジは春が旬なの
だとは思います。

パウンドケーキやビスケットを焼くとき一緒にいれると
ワンランク上のお菓子に!去年はシュトーレンにも使いました。
子供の頃ならこんな瓶が戸棚に入っていたら思わずにっこり
してしまうだろうなと思います。BGMはシューマンの子供の情景です。

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今日はアスパラガスのアーリオオーリオです。
野生のアスパラガスだと苦みや濃い味が魅力ですが、
栽培でもよいものがあればなかなかおいしいです。

365日ほとんど毎日パスタを食べると、シンプルな野菜の
パスタのローテーションが主になります。今日はナスのパスタ、
明日はズッキーニ、昨日はブロッコリ、などなど、どんな野菜でも
大体パスタの具にしてしまいます。じゃがいもとローズマリーの
パスタなんかもとってもおいしいのですが、日本だとあまり歓迎
されないでしょうか・・・。最近息子は自分で料理するようになって
ジャガイモが好きなことを自覚したそうです。トマトのパスタにまで
ジャガイモを入れたりして発想が興味深いです。
いずれにしても、野菜のパスタはパスタ60gくらいで野菜たっぷりに
すると、あっさりしていて疲れないし、体にもやさしいです。
セモリナ粉のパスタは白米の半分以下のGI値で、野菜たっぷりの
パスタは意外とお勧めです。

アスパラガス(2人分正味250g)のがくを取り除き、下の方の
硬いところも切り落とし、3cmくらいに切ります。硬いところは
沸騰したお湯で湯がいてアスパラガスの香りをお湯に移します。
パスタを入れる前に取り除いて硬い部分はお役目おしまい。こうすると
茹でている時パスタにアスパラの香りが移ります。

アスパラガスはフライパンにたっぷりのオリーブオイルとにんにくを
炒めた中に入れ、塩をします。蓋をして弱火で30分ほど、極弱火で
炒めたら出来上がりです。

やわらかくなったアスパラガスとたっぷりのオリーブオイルがパスタに
よく絡みます。オリーブオイルとアスパラガスはとても仲良し(^▽^)/
アラフィフ女性のみなさん、ダイエット中で油分と野菜が足りなくなった時に
いかがでしょう。

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オレンジピールを作っています。今日は晴れてよかった!
来年のパンペパート用を、毎年この時期に作って
います。オレンジはシチリアのブラッドオレンジの種類で、
福岡の能古島から20㎏ほど送ってもらいます。

パンペパートはオレンジピールがないと作れないと言ったら、おいしい
オレンジあるよと能古島のDさんが教えて下さって実現しました。
Dさんはパンペパートをこんなにおいしいお菓子は日本にはないと
おっしゃっり、うれしい限りです。今年は結局200個近く作り
ました。楽しみにしてくださっているお客様も毎年増えて、
おひとりで24個もご購入された方がいてびっくり!(プレゼントにも
お送りしているそう)。

いつもある商品にしたらとのお声もあるのですが、店の業務と
合わせてなかなか手が回らず、材料もこんな感じで時間をかけて
作っているので、今のところ季節限定になっております。

オレンジピールは高校生の頃から作っておりましたが、まさか
こんなに大々的に作ることになるとは思ってもおりませんでした。
毎日砂糖を足しながら1週間かけて少しずつ火を通して煮詰めます。
こうすることで、じわじわゆっくり砂糖が浸透し、後で皮が
脳に響くほど硬くなることもなく、長持ちします。

その後、こうして時々裏返しながら1週間干して乾燥させます。
乾かすと、オレンジの香りがよみがえったように強くなります。
どうしても自分で作った方が、味も香りもよく、時間と場所に
苦心しつつ、ここだけは曲げられません。せっかく作るなら、
全部最高の材料を使いたいと思うのです。

ここ数日夢がイタリア語の日が続いて、オレンジの香りで
イタリア熱が高まったのかもしれません。


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