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casunziei(カズンツィエイ)。チロル地方のラヴィオリです。
今度の冬季オリンピックのあたりかな。ああまた行きたい。
中はビーツとじゃがいも(3:1くらい)、パルミジャーノが
入っています。
Casareccio(カサレッチョ、ホームメイドの意)、 caseus(カゼウス、
ラテン語のチーズの意)が変化した名前など諸説あります。

ビーツとじゃがいもは茹でてピューレ状にし、パルミジャーノたっぷり、
塩ひとつまみを入れて混ぜます。水分が多い場合パン粉を入れ
ますが、できるだけ水気を搾ってパン粉は入れないようにしたい
ところです。檀さんのビーツは水でベシャベシャにならず濃い!

自分にしては珍しく搾り袋を使いました。やっぱりきれいにできます。
コップなどで生地を丸く切って具をのせたら半月型に閉じて完成。
茹でる前は和菓子みたい。かぼちゃ、葉物とリコッタなど季節によって
中身は色々で、家庭によって作り方も様々です。

フライパンにバターとセージ(今回はタイム)を入れて温め、茹でた
カズンツィエイを入れます。ポピーシードとパルミジャーノも入れ、
サッと和えたらできあがり。

かぼちゃよりあっさりした甘味と、なぜかフルーツのようなさわやかさ、
チーズの旨味と塩気、ポピーシードのプチプチした感じ、鮮やかな
赤い色、楽しくて幸せなおいしさです。

ビーツの葉っぱはビエータという甜菜の葉っぱによく似ていました。
ビエータはイタリア家庭に欠かせない野菜です。ビーツの葉も
オリーブオイルでジャガイモと一緒にクタクタに炒めました。
ずいぶん硬そうに見えた葉と茎は見事に柔らかくなり、うま味と
甘みが相まって、こりゃビエータより好きだなと思いました。
丹精込めて作った大事な野菜をほんとにありがとうございました。