産みたての卵をご近所からたくさんいただいた。鶏は卵を産む時期が多い時とそうでない時がある。今は比較的多い方で、一番たくさん産むのはパスクワ(復活祭)のある3月から4月にかけてである。
それできっとパスクワの料理は卵をふんだんに使ったものが多いのであろう。
卵が沢山ある時に私が作るのは、手打ちパスタ。手打ちパスタは大変なように思われるかもしれないが、うどんのように長く寝かせたり時間がかからないので、そんなに気負わなくてもできる(量が多くなるともちろん大変だけれど、3人分くらいなら楽である)。
卵3つと小麦粉300gを手でこねて、20~30分冷蔵庫で寝かす。そのあとめん棒でのばして包丁で好きな太さに切っていく。この作業は30分もあればできるし、麺はうどんのように硬くないので伸ばすのも簡単だ。
切った麺を2、3時間そのまま置いておくと乾く。少し乾かさないとゆでた時ヌタッとして膨張しすぎる。あとはトマトやらきのこやら好きなソースを作ってあえれば出来上がり。
昔のイタリア女性はこれを毎日のように作っていて、今売っている乾燥パスタができたのは、手打ちパスタの後のことである。
ウンブリアには卵を入れないで水と小麦粉だけで作る手打ちパスタがあり、これが讃岐うどんにそっくりである。一度かつおと昆布のだしで食べてみたけど、どうしてもうどんが食べたくなった時にはなかなかいいかもしれない。
今日子
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