今日は夕食に、七面鳥のモモを1本暖炉で焼いて食べた。もちろん、近所の農家で1羽買ってきたものだ。以前肉屋で買って同じように焼いたら、脂臭くて食べられなかったので、家畜は本当に食べているものによって肉の味が変わるのだなあと感心した。

それに私は七面鳥は匂いがあまり好きではなかったのだが、この農家で1度7時間暖炉で焼いた丸焼きを食べてみて、おいしくてびっくりした。匂いが全然気にならなく、薪のいいにおいがしてかえって食欲をそそった。

暖炉でゆっくり焼くと、余分な脂が全部下に落ちる。オリーブオイルとニンニク、ローズマリーを混ぜたものを時々かけながら焼くと、皮が香ばしくバリッと焼けるので、オーブンで焼くのとは大違いだ。

七面鳥は卵、鶏肉アレルギーの人にもとても良いとされている。

きれいに焼けたモモ肉に、食べる前にサッとオリーブオイルをかけると、薪の匂いと混じってオリーブオイルの青いすがすがしい匂いがたまらなくおいしくかんじる。

しばらくウンブリアで暮らしていると、その土地のものを食べるので、自然にウンブリア料理が基盤になってきていることに気がつく。素朴で健康的でいいものだ。

今日子