今日は近くの村で栗の収穫祭があった。私の最も好きなお祭りだ。この辺は樫の木と栗の木の山が続いていて、この時期になると栗の木の下に山のように栗が落ちている。

収穫祭では昔ながらの2m以上ある大きな鉄のなべで大量に栗を焼く。薪で火をたくさんたくので近くに行くと熱で顔が痛くなる。なべの横でおじさんがなべを回して顔を真っ赤にしている。

他に地元のおばさん達が作った数々の栗のお菓子が売っている。これらのお菓子は栗の好きな人にはたまらないだろう。栗を裏ごししたものにアーモンドなどを細かく刻んで丸めたものにココナッツやカカオをまぶしたもの、栗のクリームが入ったコルネット、栗の粉を使って焼いたお菓子などなど、普通のイタリアのお菓子に比べたらかなりレベルが高い!

マロングラッセに使うマローネ(マロン)という大きな栗もたくさん売っている。値段は今年は前年の倍近い値段で、1kg300円ほどする。

肝心の栗は、味が濃くて甘くてとてもおいしい。村で唯一のレストランでは栗を使った料理がたくさんでてくる。豚肉のローストに栗のソースをかけたものや、栗の入ったリゾット、栗のパスタなどどれも本当においしい。

道端では栗の他に揚げピザ(ドーナツの原型で、油で揚げたピザに砂糖をまぶしてある)が売っていて、アツアツで子供達の大好きなお菓子のひとつだ。辛党の人には自慢の手作りのソーセージを炭火で焼いていて、これもまたすばらしい味だ。

広場ではアコーディオンを弾いているおじさんがいて、普段まったく動かなさそうな人が楽しそうに踊っている。田舎の収穫祭は一流レストランでは味わえないような楽しくておいしくて新鮮なものがたくさん味わえて本当にうれしいお祭りだ。

今日子