今度の東京への旅はフィンランド航空を使って行った。ヘルシンキで乗り換えの便で、フィンランドは東京からのヨーロッパ最短距離なのだそうだ。ローマからヘルシンキまで3時間15分、ヘルシンキから東京まで8時間半から9時間と、直航便で行くのとあまりかわらない。値段も他の航空会社に比べて200ユーロも安かった(日本で買うチケットだとどのくらいの値段かはわからないが)。

東京からイタリアに帰る途中にヘルシンキに4日程よってみたのだが、この時期の北欧はすずしくて本当に気持ちがよかった。

ホテルの人にイタリアに住んでいるというと、まあ、なんてうらやましいんでしょう、としみじみ言われた。フィンランド人のその人にとって、イタリアはとても魅力的な国なのだそうだ。

気候に恵まれていて食べ物も豊富でおいしいイタリア。そしてなによりも太陽の国のイタリア。昼でも暗い、長い冬と厳しい寒さのフィンランドとはずいぶん違う。

イタリアという国は日本人だけでなくさまざまなヨーロッパの国の人々からみても魅力的な国なのだなあと思った。

食べ物は長いことオリーブオイルといろいろ種類の野菜中心の生活に慣れていたので、バターをたくさん使った料理や脂っこい魚をレストランでずっと食べていたらちょっとつらくなってきた。

私はバターが大好きだし、毎回でてくるジャガイモ料理もモリモリ食べるのだが、いったいフィンランドの家庭料理はまたレストランと別なのだろうかと興味がわいた。

今日子