昨日は朝早くから友人家族のトマト瓶詰めを手伝いに行きました。
大きな畑があり、トマト何種類も、他の野菜もたくさん植えています。
肉厚で水分の少ないタイプのトマトやこの土地に適した固定種の
トマトなど何種類か作っています。
トマトの瓶詰めも豚の解体も、手打ちパスタも30年前と比べると、
続けている家が減ったよね、とトマトまみれになりながら話をしました。
夫婦それぞれ別の仕事をしながら家で食べる野菜を作り続けています。
トマトは皮を剥いて種を取り除き、瓶詰めしたら大きな鍋に入れて煮沸します。
煮沸の時は瓶が割れないように藁を敷きます。この作業をひと夏に数回。
このお鍋、童話に出てきそうだなといつも思います。
一通り作業が終わった10時ごろ、おやつの時間がやってきます。どこの家でも
手伝ってくれた人にエスプレッソと軽食を振る舞います。
長女が焼いたピザ、友人のお母さんマリア(82歳)が焼いた庭の茄子や手作り
ジャムのクロスタ-タなど、美味しいことと言ったら。マリア母さんの
料理は繊細で他にない味です。ピザもとっても繊細で唸る味。ついつい
食べすぎました。
村の人たちがどんな時でも精一杯の食事を人に振る舞うことや、どうやって
食べ物を手にしてきたかなど、この国の歴史や宗教のことを知ると、より
理解が深まると思います。