buonitaliaのblog

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イタリアに来て3週間、そういえば肉を食べていなかった、と

急に焦りました。友人宅でうさぎ肉のお料理をご馳走になっただけでした。

作らなくては!と車で10分ほどの馴染みのお肉屋さんにいきました。


入ったらわー久しぶりじゃない!っとパオラさんがびっくり。メール

しようかと思ったけどおじゃまかしらと思って、というからそんなわけ

ないじゃない〜と挨拶。パオラさんのお肉は絶品です。犬のわんわんくん用に

お土産に大きな骨もいただきました。


オッソブーコはミラノの料理でサフランのリゾットと一緒に食べます。

今日はサフランがなかったので普通のパルミジャーノのリゾットです。


煮込んだ骨の中の骨髄をちゅるんと食べるのが特徴です。いつ見ても

大胆な切り方だな〜と思います。今日は白ワイン、トマト、玉ねぎを入れて

野菜のブロード(玉ねぎ、にんじん、セロリ)を少々入れ、蓋をしてコトコト

2時間ほど煮ました。時々煮汁をかけて肉が乾かないようにしっとりじっくり

煮ます。肉に塩コショウで下味をつけないのがポイントです。


イタリアの牛肉はミルキーな香りがして、長時間煮込んでも肉の味わいが

なくならず、ジワ〜っと染み出します。今度はもうちょっと分厚く切って

もらおうと思いました。

シルヴィオが日に日にしっかりしてきてお肉も美味しいと食べてくれて

よかったです。ご飯で元気になって、少しずつ歩くのもしっかりしてきて、

大好きなノルチャの歴史や美術を堪能し、表情もあかりが灯ったように

なりました。


写真は10年ぶりに訪ねてきてくれたローマの友人と。手足がめちゃくちゃ

長いので自撮り棒がいらなくてびっくり!!

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昨日から一泊二日で同じウンブリア州の街ノルチャとそこから車で

30分のカステッルッチョ ディ ノルチャに行ってきました。

家からだと車でノルチャまで3時間かからないくらいです。

カステッルッチョは須賀敦子さんの「霧の向こうに住みたい」にも

出てくる雄大な山に吸い込まれそうな不思議な気分になるところです。


初めて訪れたのは妊娠中の24年前。それから大好きになり、時々

訪れています。ノルチャのパラッツォ セネカは16世紀に建てられた

修道院を改造したホテルです。中に昔のピアノや地球儀、そしてなんと

言っても素晴らしい図書室があるのも魅力です。中には古い蔵書やジョット

などの美術書などもあり、ついつい居座ってしまいそうです。


昔は夜レストランもやっていたけれど今は閉鎖中です。お料理がとても

美味しくて今も忘れられません。その代わり朝食はあの水準を保ちながら

地元で採れるものを中心に充実したメニューが味わえます。


今回は蜜蝋が置いてあって感激しました。一緒にミツバチも入っていて、

とろうとするとブンブン飛びまわるので、「怒ってる?」と言ったら、ホテルの

人は「あはは、大丈夫、ミツバチも食いしん坊だからと笑っていました。

朝食の場所はノルチャの山が大きな窓からバ〜ンと前に広がり、雲も近くて

今日一日を思い浮かべて静かな気分とワクワクする気分にもってこいの雰囲気です。


ノルチャはベネディクト修道会創設者、聖ベネディクトの出身地で、

アッシジの聖フランチェスコと並ぶカトリック信者にとっては重要な街。

また、サルシッチャや生ハムでも2千年以上前から続く歴史ある街です。

ウンブリアは地味に素敵な州。訪れた際にはぜひ山の摩訶不思議な雰囲気に

身を任せてみてはいかがでしょう。


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昨日一昨日と友人が遊びに来ました。1人はローマから、85才のジャーナリストルイージさん。

昔シルヴィオと一緒に多くの仕事をしたそうです。イスラエルとパレスティナ関連の

著書があり、AFP通信の仕事でソビエト連邦が崩壊するときにソビエトにしばらくいたそう。


元司祭という変わった経歴。(シルヴィオもサンタチェチリア音楽院出身だから同じか)。2人でバチカンに離婚制度を認めるよう活動していたらしい。私は何よりイタリアに離婚制度が昔はなかったことにびっくりでした。2人とも20年ぶりの再会を楽しんだ模様。


写真は庭のいちじくとスペック(燻製生ハム)、友人宅の仲良し猫、オリーブの木、

オリーブの実(今年は去年より実がなっています!)など。


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