buonitaliaのblog

2016年03月

昨日3月25日、ついに刊行されました。
「完本 檀流クッキング」(集英社)。
作家檀一雄さんのエッセイ「檀流クッキング」の
レシピを、檀太郎さんご夫妻が完全再現した本です。



177品もの世界中の料理、日本中の料理が載っています。
日々の慌しい暮らしの中でも、自分の食事を
楽しみながらがんばって作ろう、と勇気がでます。



微力ながら、大好きな檀流クッキングの撮影の
お手伝いをさせていただいた2年間は、何にも
勝る思い出となりました。



ブオーノイタリアのお客様には、私と同じく
檀流クッキングが大好きな方も多く、今も
あの本のあの料理とこの料理はずっと作っていますよ、と
お話をいただきます。
往年のファンの方も、初めての方もぜひご一読を!



 





我が家ではようやく桜が咲いてほっと一息。
私は1週間で21回ある食事のうち、20回ぐらいは
自分で作ったものを食べます。
ほとんど外食しないのですが、たまの
外食の後はこのようにして胃腸を整えます。



ター菜のオリーブオイル炒めとパン1個。
(その時ある野菜でOK)
大きめのター菜一束をオリーブオイル
大さじ3杯で炒めます。



葉物はシャキシャキでなければ!と思っている方、
イタリア人は葉物もクッタクタにしてしまいます。



今回は日本とイタリアの加熱時間の間をとって約10分、
蓋をして弱火でゆっくり炒めます。味付けは塩だけです。



中華の野菜炒めと正反対で、野菜から水分を出さないと
いけません。それがたっぷりのオリーブオイルと混じって
ソースのようになります。
苦味のあるター菜と絡んで美味です。
パンをこのソースに浸してもおいしいです。



ここにも、良質のオリーブオイルで食材を加熱する
理由がひとつ。
役割は「油=炒めるだけ」とは違います。
ただし、フライパンを煙がでるほどの強火にしないこと。
これが大切です。



 





 



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