buonitaliaのblog

2017年11月

今年の搾りたてオリーブオイルが入荷しました!


まだ搾って間もないオイルです。一言でいうと、
フォルティッシモ! さすが猛暑を乗り越えて出来た
オリーブオイルです。青い香りも辛みも最高です。

 

こういうオイルはブロッコリのパスタにとっても合います。
ボールにオイル半カップと、ミニトマト、半分に切った
にんにく、刻んだアンチョビ、塩を入れて混ぜます。


パスタとブロッコリを一緒に茹でてざるにあげ、お湯を
切って和えるだけ。このレシピの特徴は、オリーブオイルを
加熱していないところにもあります。青い香りがぱ~っと鼻の奥に抜けて、生のオリーブオイルをたっぷり堪能できる
料理です。

 

ブロッコリも、ちゃんと味のするものを選んで下さいね。
野菜はやわらかくなるまで加熱したときに、味のある野菜か
どうかがよくわかるものです。おいしい野菜とかぐわしい
香りのオリーブオイル、私の元気の源です!


さあこれから年末まで、無休でがんばります!
ご来店お待ちしてます!


23795183_1985188828403865_3185648826184402351_n
23795307_1985188885070526_6206460090503230526_n
 

ウンブリアでは、オリーブの収穫が始まっています。

 

このシニョーラはまるで絵本の世界にいそうな方です。
「私が小さかった頃は、こうして摘んだオリーブの実を
エプロンに入れて、いっぱいになったら籠に持って行って、
を繰り返してね」と話していました。彼女で5代目のオリーブ
農家。歴史を感じます。

 

マッシモさんいわく、今年の夏は記録的な猛暑で、かなり
オリーブの実が落ちてしまいました。こういう年は、
生き残ったオリーブの実はより強く品質も良くなります。
オイルもしっかりした味になるので、量は少ないけれど、
非常に出来が良いとのことです。

 

ブオーノイタリアに届くのももうすぐです。楽しみで
ワクワクしています!

 
23380011_1979386115650803_9160906407253085447_n
23434814_1979386322317449_8090142970591991841_n
23435074_1979386958984052_2958528761189057247_n
23517941_1979386218984126_6322331651743081735_n
23319030_1979386892317392_9050981584506271563_n
 

今日は夜お客さんがきます。肉NGの方です。でも
オリーブオイルがあるから何の心配も要りません。
オリーブオイルがあると、野菜料理にボリュームがでて、
満足感のある仕上がりに。

 

乳製品や卵OKだと料理に幅がでますが、そうでない人も
何度か長期滞在したことがあり、鍛えられました。
(そういう方は豆料理がメインになるかな)
今日の方は肉だけということで、オリーブオイルと野菜の
料理をたっぷり楽しんでいただきたいです。

 

ナスは薄く切って塩をふり、1時間ほどおいて灰汁がでたら、
水気をふきとってオリーブオイルで両面焼きます。焼いた
ナスにリコッタチーズを置いてナスをくるくる巻きます。
リコッタにはパルメザンチーズ、塩、ナツメグなどを入れる。
クルミを入れたりバジルを入れたりアレンジ可能)


オーブン皿に並べて、トマトを煮て作ったトマトソースを
かける。オーブンに入れて、弱火で1時間弱焼く。水分が
減ってグツグツしてきたら出来上がりです。

 

前菜にもなるし、メインにもなる野菜料理で、知っていると
便利です。リコッタチーズは脂肪分が少なくさっぱり味。


ナスは揚げないので油っぽくありません。トマトソースは
トマトの皮をむいて塩とオレガノを入れて煮詰め、最後に生の
オリーブオイルを混ぜたので、消化に良いです。


このお料理は材料や調理法によってものすごいこってり料理に
なりがちですが、そこはイタリア料理。油や乳製品を使っても
さっぱりおいしいのが粋です。妙齢女子会にはありがたい。
ナスとリコッタチーズがトロッとして美味。


23472112_1978094699113278_8667928776490830132_n
 

入荷しました!本日から販売致します。
今年のはちみつ、お勧めはラベンダーと山の花です。
驚くほど香りが高くて花の香りで酔いそうです!

 

今年のラベンダーはサラッとしてアカシアのような
見た目です。毎年、天候や湿度などによって、味も形状も
ずいぶん変わります。今液状でも、だんだん固まってくる
ものもあります。固まるのは、
①  花粉が多い。
②  ブドウ糖が多い
③  蜜を巣房でためている時の湿度が高い


などなど、いろんな要素があります。固まらないのは果糖が
多いそうです。固まらないはちみつが好きな方が多いですが、固まっていると味に深みがでて複雑になるので、サラッと
すっきりした味わいのアカシアと、じわじわ複雑な味がする
固まったはちみつ、私はどちらも好きです。

 

今年はフレンチハニーサックル(スイカズラ)が新しく
入荷しました。味はアカシアに似ています。今はトロッと
していますが、しばらくすると固まってきそうです。
ヨーロッパでは古くから薬草として、喘息や泌尿器系の治療、美肌効果、肝機能を高める、アレルギー症状を緩和するために
使用されています。中国では解毒や熱を排出すると言われているそうです。

 

カルロさんは、昔ながらの養蜂を守り、はちみつは濾過も
していません。それでいて、大変洗練された味というのが、
実にイタリアらしいです。


食べ物も洋服も絵画も音楽も、どうしてイタリア人って
みんながわあすてき!わあおいしい!というものを生み出す
のが得意なのでしょう。

 

カルロさんのはちみつは、標高1500mのアペニン山脈、
EUの環境保護区域で採取されます。空気や土地の汚染も
一切なく、本当に美しい場所です。イタリア半島独特の
光から生まれる自然の色や空気をとても愛していて、
常にそういう景色にふれて、呼吸をするように自然の
美しさを意識しています。その土地の自然や気候によって、
人が造られていくのだと思うことが多々あります。


 23031240_1976000039322744_2412873840224125520_n22894432_1975999992656082_7050226131937561406_n

ようやく通関切れて、明日到着します。しかし個数が足りない問題は
解決せず・・・。

 

そもそもどうしてこんなに天然はちみつの輸入が難しいのでしょう。
天然はちみつの関税は、25.5%~30%とかなり高め。
日本は養蜂があまり盛んではありません。日本ミツバチは蜜を採る量が
少ないため、安定した供給はできず、養蜂が行われるようになったのも
明治時代くらいからと言われています。
(その前も細々と行われていたかもしれませんが)

 

一方中東やヨーロッパは紀元前から養蜂を行っており、人々の食生活にも
深く浸透し、日常的によく食べます。中国でも昔から漢方に混ぜて飲んだり
していたそうで、はちみつの殺菌力や栄養価は突出して高いと言われています。


ピロリ菌を退治できるほどだとか。ローマで同じアパートにいた
ポーランド人は、風邪を引くとよく温めた牛乳にはちみつとバターを混ぜて
飲んでいました。おいしい。


腸内環境をよくするにも最適です。 ブドウ糖が多いため、疲れた時に
食べると即効性があります。点滴と同じ効果があります。

天然はちみつで輸入する場合、日本では果糖が全体の糖分の50%以上必要で、ショ糖が全体の5%以下でないと天然と認められません。


しかしそもそも天然はちみつとは、非加熱で、水あめなど他の糖分、
着色料、香料など一切加えていない状態のことを言います。
糖分も気候で微妙に変わり、ブドウ糖もミツバチが還元した糖分で
果糖より劣ることもありません。
ほんの小数点の単位でも果糖の割合が低いと、税関でかなり追求されます。
辟易とします。

 

加工はちみつは、日本では全体の市場の95%近くを占めていると
言われています。輸入の天然はちみつは、ニュージーランドや
第三諸国産だと手続きが難しくないと言われていますが、
EU産はこのような状態。


もっと驚くのは、加工はちみつの関税は、50%という事実。
不思議な数字です。純粋とか純正と書いてあるのも加工はちみつのことで、
以前流行ったピュアオイルの名前の響きと似ています。
加工はちみつには本来の栄養価はありません。


瓶入りのはちみつ意外に、飴やドリンクなど様々な食品に加工はちみつが
使用されております。はちみつに限りませんが、大量に輸入されるので、
全部は検査できないと厚労省の副大臣がテレビで話しておりました。
うちのは事細かに検査するのになあ、と思った次第です。
*絵はアカシアの花=ミモザのこと。


 22894540_1975186666070748_1124148233472148458_n

このページのトップヘ