buonitaliaのblog

2018年05月

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ゴルゴンゾーラは冷凍庫で保存できるので便利です。
このパスタは忙しい時や急なお客さんの時にサッと作れて
我が家の定番になってます。昔は脂肪分の多いゴルゴンゾーラ・
ドルチェを使っていたけれど、年齢と共にさっぱりしている
ピッカンテにシフトしています。


フライパンにゴルゴンゾーラを適当に切って入れ、牛乳少々、
サフラン、刻んだイタリアンパセリを入れます。このフライパンを
パスタを茹でる鍋の上に蓋のように置いて、チーズをゆっくり
加熱します。途中沸騰してふきこぼれないように、木べらを
鍋の上に置き、つっかえ棒のようにします。その上にフライパンを
のせて少し蓋が開いた状態にするとうまくいきます。


パスタが茹であがる頃にはチーズもきれいに溶けて、サッと
パスタと和えるだけ。サフランの香りがとてもよく、ゴルゴンゾーラの
クセのある匂いが華やかになります。以前ウンブリアの小さな街で
お花が咲き乱れるかわいらしいホテルを経営していた、友人の
マリーフランスのレシピです。


あさってはフランス語レッスンの日だ。まずい、勉強してない!

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苦みが強い春野菜で、オリーブオイルとの相性も
抜群です。揚げ物にしてもとってもおいしいです。


独特の香りはゴボウのように他で代用できず、ちょっと
ないものです。(イタリアにいる時は生のゴボウが
食べたくて仕方がなかったなあ。畑に植えたけど土が
合わなくて断念)


丸ごと衣をつけずに揚げるローマ産の他に、こうして
切って衣をつけて揚げるのもとっても香ばしくて
おいしいです。


衣はやっぱり日本人なので、天ぷらと同じ卵と水、
薄力粉で作ります。イタリアの衣はベーキングパウダーが
入っていて不思議。オリーブオイルは20cmのフライパンに
1cmの高さほど入れて、両面を中火でじっくり揚げます。
最後に強火にしたらサックリ。衣にオリーブオイルの風味が
ついてほんとにおいしい。塩をふってあれよあれよと
いう間に食べちゃいます。


アーティチョークは場所が気に入れば5,6年はどんどん
増えていくので、もっと認知されて広まりますようにと
いつも願っております。


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アスパラガスのリゾットです。
先日作った野菜のブイヨンがあれば、思いついた時
さっとできて便利です。よく間違えるのが、ブイヨンさえ
あれば、お湯に溶いただけでスープができると思われる
ことです。お味噌みたいなもので、お湯に味噌だけいれても
美味しくないですよね?

化学調味料ではないので、お米の野菜が昆布出汁、チーズが
鰹節の役割みたいなものです。

リゾットはおじやとは違って、生の米を炒めるところから
始まります。2人分で、太めのアスパラガス8.9本。
お米少なめ、野菜たっぷりです。アスパラガスの味が
ダイレクトに伝わってアスパラ天国みたいな感じです。

コツがわかれば、乾燥ポルチーニ茸、トレヴィス、グリーン
ピースなどなど楽しみが増えます。分量はあくまで目安で、
感覚を磨きましょう。


作り方

①アスパラガス9本は下の硬い部分の皮をむき、
小さめの輪切りに。先端は縦半分にする。フライパンで
5分ほど蓋をして弱めの中火で炒め、別の容器に移す。
②同じフライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだ
エシャロット1個を炒める。生の洗った米200gをいれ、
米が透明になるようにトーストする。
③白ワイン3分の1カップを回し入れ、アルコール分を
飛ばす。
④お湯をお玉に2杯ほどいれては米がフライパンに
こびりつかないよう混ぜ、また足して、を米が煮える
まで18分ほど繰り返す。(米のでんぷん質が水分と
合わさり、常にクリーム状になるような状態を
心がけます。
⑤お湯を入れて5分したら野菜のブイヨンを大さじ1ほど
入れる。
⑥そこから5分したら、炒めたアスパラガスを入れる。
⑦火を止める直前にパルメザンチーズを入れて混ぜ、
火を消したら3分ほど蒸らして出来上がり。(ここで
普通バターをたっぷり入れます。お好みでどうぞ

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野菜のブイヨンです。香草が安く出回り始めたらぜひ。
昔ウンブリアの家に調理器具の実演販売に来た人に
教えてもらいました。

一台で加熱調理やフードプロセッサーとして使えるロボ、
当時20万円もしてたまげました。もっと驚いたのは、
ブイヨンを作れること。スープでも固形ブイヨンでもなく、
ペースト状です。瓶詰にすれば、スープのように保管に
場所を取らず、何年でも保存可能。


固形ブイヨンや顆粒の素はなるべく使いたくないけど、
洋風の料理にはしょっちゅうでてきます。自分で
作れるのならと、作り始めました。


香草類に、セロリの葉、バジル、イタリアンパセリ、
セージなど。にんじん、ズッキーニ、ミニトマトで
旨味を出します。塩がびっくりするほど入るけど、
味噌作りを考えたら、こんなものかもしれません(70~100g)。
オリーブオイルは半カップくらいです。
蓋をしてじっくり煮詰めてブレンダーでペースト状に。
もう一度煮詰めて水分をよく飛ばしたら出来上がりです。


買ったブイヨンは鍋肌にベターッと油がこびりつきます。
オリーブオイルだとサラーッとしてそれがない。
こんなところにもオリーブオイルが活きてきます。

よく使うのはリゾット。わざわざ肉で出汁をとらなくてもOK。
ミートソース、肉の煮込み料理、洋風カレーやピラフなど
少し入れると隠し味になります。


もちろん、普通の鍋で簡単に作れるので、ロボは
買いませんでした。来週はこのブイヨンを使って
アスパラガスのリゾットを作ります!

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写真を整理していたらでてきました。
マレンマシープドッグのトンボラと子猫のミヌ。
トンボラはイタリアのビンゴに似たゲームの名前。
別に転げるという意味も。小さい頃まんまるで
コロコロしていたから。

ミヌはミヌスコロ(小さい)とフランス語のにゃんこをかけて。
我が家に来た時まだ一カ月半で小さかったから。


最初トンボラを見てシャーシャー威嚇してたのに、
1週間もしたら常にトンボラのお腹にいる。おかしいなと
思ったら未婚のトンボラから母乳がでていてびっくり!
猫は犬のお乳を消化しないらしく、おならがひどくなって
お乳は薬で止めることになりました。でもその後もずっと
仲良し。


マレンマシープドッグはピレネー犬やクーバスなど
白い大きい犬の原種で、羊飼いの犬。とっても美しくて
かっこいい。中部イタリアに古くから伝わる犬です。
オオカミと戦うから気性が荒く、気をつけた方がいいと
言われました。トンボラはチワワに吠えられてもしっぽを
丸めて逃げ出したり、多くの猫の友達がいて、心やさしい
犬でした。


ミヌは大きくなってからはトンボラをソファーにして
いました。2匹とも今は天国。またいつか会えるかも。


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