buonitaliaのblog

2018年08月

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ゴーヤたくさん売ってる。ゴーヤ、ゴーヤ、
ゴーヤと頭で唱えると、浮かんできました。


じゃがいもと一緒に炒めてみる。苦い野菜と
じゃがいもを一緒に炒めると、オリーブオイルと
じゃがいもがゴーヤの苦みを緩和してくれます。


オリーブオイルとにんにく丸ごとを炒め、
切ったゴーヤとじゃがいもを中火でゆっくり
炒めます。醤油と鰹節の代わりに、アンチョビを
入れます。アンチョビは塩味と魚の旨味が両方
あって調味料によく使います。


オイルがゴーヤによくしみて、おいしい!
いつものように、蓋をしてジワジワ30分ほど
炒めるのがコツです。ゴーヤ1本(大)と
じゃがいも2個、ぺろりと平らげてしまいます。


頂いたパンがすごくおいしかったです!
ありがとう!!

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前回の、野菜のブロードの続き。
出汁をとったら、その野菜をどうするのか。


スープでのばして、ミキサーにかけます。
私はよく、一度ブレンダーでペースト状にして、
それから裏ごしします。液状なのですぐできて
手も痛くなりません。よりなめらかになります。
この料理もパッサータのひとつで、家庭料理
ならではです。


塩を少し足し、胡椒の代わりに小さいすり鉢で
擦った唐辛子をほんのちょっと入れます。
味付けはなんでも塩、胡椒とセットにせず、
料理に活きるスパイスを選びます。割と胡椒の
代わりに唐辛子を使う料理は多いです。
胡椒で料理を激辛にしないように、唐辛子も
ほんのちょっと効いているくらいの楽しみ方も
あります。


蒸し暑くてもうちょっとスパイスがほしかったので、
ナツメグも入れます。冷やしてオリーブオイルを
かけて出来上がり。もちろん温めてもおいしいです。

たんぱく質が必要なら、煮豆を一緒に裏ごしたり、
おろしたパルメザンチーズ、ポーチドエッグなども
おいしいです。あっさりしていて体も休まります。
お気に入りのパンと一緒に♪

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野菜のブロード。野菜だけでとった出汁です。

イタリアの料理の本を読んでいると、野菜のブロード、
肉のブロード、キノコのブロードと、種類別によく
登場します。昔は野菜だけでとった出汁なんて、味が
あるのかしらと思っていました。


子供が生まれて離乳食を食べるようになると、まず
最初に野菜のブロードがでてきます。なるほど、これは
日本でいう昆布出汁のようなものだな、とその時理解
します。


最初はズッキーニ、じゃがいも、にんじん、スイスチャ―ド
からはじめて、トマトやセロリ、玉ねぎなど刺激のある
ものは避けます。そして大きくなるにつれ、色々な野菜や
香草を入れて味を複雑にします。


水と野菜、塩だけを1時間から2時間ごく弱火で煮ます。
野菜から味がでて、フワ~ッと良い香りがしてきます。
野菜からジワジワと味がでてくるところを想像すると
よしよし、おいしくなれ、と楽しくなります。


これをスープにしたり、リゾットや肉料理の出汁に
使ったりします。飲むと体がすっきりして、胃腸を
整えてくれます。暑い夏とエアコンで疲れた体に
染みわたります。肉をたくさん使ったブイヨンなどは
複雑で家庭で作るのは大変ですが、これは簡単なので
時々作ります。


さあ今年後半は大事な仕事が始まります。頑張らなきゃ!




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イタリアのナス料理の王様。あちらでは
フィレンツェナス、日本では青ナスを使います。


青ナスはオリーブオイルと加熱すると、香り高く
とろけるような舌触りです。普段食べるナスと
異なり、育ちすぎると種が硬くておいしくありません。
切らないとあまりわからないので、確実なのは
生産者から直接購入することです。


この料理はいかに油っこくなく、さっぱり仕上げるかを
大事にしています。ナスを揚げると永遠に油がでてくるので、
少しの油でゆっくり焼きます。(一度に大さじ2杯程度)
最初に青ナス(大)6個を7.8ミリの厚さに切り、塩を
して2,3時間置き、灰汁を抜きます。出た水分を拭いてから
フライパンで両面をきつね色に焼きます。
意外と時間がかかるので、フライパン2つで同時に
焼くとか、32cmのフライパンをひっぱりだしてくるとか、
苦心します。(工夫しないと2時間近くかかる)


トマトソースはミニトマトの皮をむいて、バジルの葉を
入れ、小一時間、水分がなくなるまで煮詰めます。
塩もオイルも入れません。前日に準備すると楽です。
トマトの水分が多いと料理が水っぽくなります。


ここまできたら、ナス、トマトソース、パルメザンチーズの
順に重ねていきます。160度~170度のオーブンで一時間
焼き、半日ほど置きます。食べる時はアルミ箔で蓋を
して、少し温めます。沸騰するほど熱いと味が分かりません。
ナス、トマト、チーズの味が一体となり、唸るおいしさ。


缶詰のトマトやピザ用チーズを使って、普段のナスを揚げたり
レンジでチンしたりすると、それなりのものしかできません。
せっかく作るのだから、友人を呼ぶ時などに気合をいれて
作ります。頑張った分もみんなの笑顔がうれしくなります♪


*写真のオーブンの容器はペルーの焼きものです。
熱の通りがジワジワと入り、15年ほど使っています。
壊れたらどうしよ。

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お客さんのご子息が焼いたパン。
サワードゥから作っているそうです。
粉と水から酵母をおこして、いつも管理して、
夜中に準備して発酵具合をチェックして。


酵母の香りがたちすぎず、噛むほどに
粉の味わい深く、こういうパンは飽きません。
日が経つほどにおいしくなります。

昔は1週間分のパンをいっぺんに焼いて大事に
食べていました。良いパンは時間が経つほど
おいしいと年配の人は言います。

そして美しい!絵を描きたくなったけど、
その前にお腹の中へ入ってしまったー。


瓜とゆで卵をオイル、塩、ビネガーで
和えました。瓜の水分とオイル、ビネガーが
だんだん混じってきます。そこに硬いパンを
浸して食べます。


一人の時はずいぶん粗食。美味しいパンと
オリーブオイル、新鮮な食材があると、簡単で
充実してます。時間をかけて作ってくれて
ありがとう!感激です!

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