buonitaliaのblog

2019年07月

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昨日友人が、今度行くチーズ工房のお店に
行ったら、なんと店内に私の本を飾って
くれてあると知らせてくれました。
うわーなんて嬉しいんでしょう!!

...

中世の古い街並みの残るAmeria(アメリア)の
Vitto(ヴィット)さんというお店です。
昔は小さくシンプルなお店でしたが、最近
レストランも開いて大好評だそうです。
私のこと覚えていてくれたみたいです。
こちらのモッツァレッラチーズは生地が独特で
他にない特別な味わい。

写真はモッツァレッラチーズ屋さんなら必ずある、
カーチョカバッロです。美しくて惚れ惚れします。


訪問を快く引き受けてくださってほんとうに
感謝してます。お土産何にしようかしら。
お手伝いもたくさんしたいです。

ため込んでいるチーズ作りの疑問や、どうして
お店を開いたのかなど、いろいろきいてみるつもり。
今からワクワクドキドキしてます!

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ストラッキーノというチーズを作りました。


チーズは出来たて、もしくは数日熟成のものから、

中期熟成(セミハード)、長期の熟成(ハード)の

タイプに分かれます。

羊飼いの知り合いのお宅では、一種類のチーズを熟成の

度合いによって楽しんでいました。いく種類もの

チーズを食卓に並べて味わうのは、国が豊かになってから

のお話です。


このチーズはできて約1週間冷蔵庫で発酵が進みました。

クリームのようなねっとりした状態で、ヨーグルトの

ような味もあります。イタリアの大変ポピュラーなチーズで、

小さな子供たちも大好きです。

癖はなくて日本人でも食べやすいかな。

パンに塗ったり、パスタやリゾットなどお料理にも

使えてとても便利です。


パンにチーズをのせて食べると手軽にカルシウムを

たっぷりとれます。実はオリーブオイルやハチミツとの

相性も抜群の、とても便利で優秀な発酵食品です。


もっと知りたい!と思って、8月中旬から、

ウンブリアのチーズ工房に修行に行ってきます


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ポッロ コン ペペローニ(チキンパプリカ)。

ローマの郷土料理です。


ヨーロッパは南へ行くほど野菜が豊富でパプリカも立派です。

ローマの人はカルボナーラと同じくこの料理には熱くなります。

丸鶏一羽を骨つきのままぶつ切りにして作りますが、東京

なので手羽元8本にパプリカ(大)3つです。


フライパンにオリーブオイルを入れ、鶏肉とニンニク(丸ごと)を

きつね色になるまで炒めます。焼き色がついてきたら、

塩、白ワインを入れ、蓋をして弱火で煮込みます。

別のフライパンにオリーブオイルを入れ、タネを除いて縦に切った

パプリカを中火で5分ほど炒めます。

鶏肉は1時間煮込むとして、残り20分くらいで最初に少し炒めておいた

パプリカと鶏肉を合わせ、味が馴染むように一緒に煮込みます。


最初から一緒に炒め煮にするとパプリカが溶けて薄い皮が

汁の中に浮いて気になるため、出来上がりのパプリカが

生っぽくなく、溶けない程度によく火が通った状態を目指します。

鶏肉は長めに煮ることで柔らかくホロホロとした状態になります。


作業自体は簡単ですが、加減がとても大事です。蓋をしたり外したり、

火を加減したりして素材や蒸気の水分量を調節してください。


パプリカの風味が鶏肉に染みて、鶏肉はさっぱり、パプリカを

たくさん食べられるお料理です。人によって玉ねぎやトマトを

少し入れることもあります。

旬のパプリカをたっぷり食べてみては如何でしょう。








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今日はズッキーニのリゾットを作りました。

野菜のスープを少しずつ加えながら、お米のでんぷん質を

利用してとろみをつけます。ズッキーニは少しオイルで炒め、

米を煮はじめて10分ほどしたら入れます。

(どのリゾットも最初に玉ねぎを炒めます)


最後にパルメザンチーズの代わりに自家製チーズを入れました。

とろーりとろけて旨味も十分です。野菜とオリーブオイルの味が

昆布出汁、チーズが鰹節や醤油の役割ってとこかしら。


先日、東京在住の生後7ヶ月のイタロ・ジャッポネーゼの赤ちゃんと

日本人のお母さんがいらっしゃいました。イタリアの離乳食はああだ

こうだと話していて、ちょうど作りたてのチーズを一口あげました。


すると赤ちゃんの目がまんまるになり、にっこり満面の笑みで

拍手までしてくれました。

ああ遺伝子ってすごいなあと感動。あの人たちの体はセモリナ粉と

乳製品でできているのだろうな。ウンブリアで子育てして、

日本の食事も食べさせたいと苦労したのを思い出しました。

手作りチーズ教室が開けるように、もっと勉強しようっと♫

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ここ最近のチーズ作りは、今までより加熱の温度を

上げております。3月頃とずいぶん気候も変わってきたため。

レンネットを入れる時36度、凝固した後は47.5度にしていたのが、

32度、50度にしています。

この方法だとカビの生え方が変わってきました。早い段階で

青カビが発生していたのが、白、グレーのカビがメイン。


写真のチーズは今のところ熟成1ヶ月半くらいです。

お気に入りは左手前の。中を見たいけどもうちょっと我慢。

この前の高さのあるチーズは右手前ので、こんなに

縮みました。

作ってから水切り、塩をして1日経つと、真っ白のカードが

うっすら黄色くなってきます。



アルプスでは夏の青草を食べてできる牛乳の色が黄色くなるため、

チーズの色も黄色が濃くなります。青草にはカロテノイドが豊富で、

冬の干し草のミルクは白色が強く出ます。

黄色のチーズは価値が高くなるけど、昔と違い、最近は黄色や

オレンジ色の着色料を使ったチーズも普通にあります。アナトーと

いう、ベニの木から作られる着色料だそう。

黄色ってなんでも美味しそうに見えるからなあ・・・。

またアルプスの山に行きた〜い!! 




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