buonitaliaのblog

2020年04月

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ようやくオレンジピールができました。
オレンジ10㎏分くらいかしら。


オレンジピールの作り方は、高校生の時に買った
葛西麗子さんの贅沢なフルーティケーキという本に
出ています。オレンジの国イタリアで重宝しました。

皮を煮こぼしてから、毎日砂糖を足して火を入れ、
これを1週間繰り返します。ここまで煮詰めると
生臭さが抜け、干した後硬くなりません。


その後オーブンの天板などに一枚一枚置いて
日陰で1週間干します。干すと急に香りが出て
きます。乾かし方が甘いとカビがきます。
乾かしすぎると硬くて歯に響くので、よい塩梅を
裏返したりしてチェックしながら乾かします。


時短で作るとやっぱりおいしくないし、お菓子用のは
ただひたすら甘くて香りが薄いです。ピールがお菓子に
入っているとなんでこんな余計なものが、と思って
しまいますが、パンペパートを作る時にどうしても
このおいしさが必要なので、幅を利かせながら作ってます。
(邪魔だけど、いつか終わると思うのが大事です)


煮詰めたシロップはとても爽やか。夜寝る前に
一さじお湯に入れて飲んで、ホッと一息するのが
楽しみです。オレンジの香りはリラックスの香り。
春がきたのを実感します。

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ご褒美トマトというのを買ってみました。
味が濃くて甘味と酸味がとてもいいです。
今日はこれでフリッタータを作ってみました。


フリッタータはスペインオムレツみたいに
野菜やチーズなどの具が入っています。
ほうれん草やアスパラ、ジャガイモ、菜の花など
なんでも合います。
イタリアの人は両面しっかり火を入れますが、
卵をフワッとさせた状態で火を止めています。


オリーブオイル大さじ2で塩をしてトマトを
炒めます。蓋をして蒸らし炒めにすると、中まで
火が通り柔らかくなります。オイルが飛び散らなくて
助かります。火が通ったトマトとオリーブオイルが
混ざるとほんとにおいしいです。
軽く溶きほぐした卵を入れてサッと火を通したら
出来上がりです。


このトマト、ケチャップより味が濃いです。
ご褒美って名前が今はとてもなごみ、
トマトも卵も、オリーブオイルもきれいです。


ついに私も編集さんとの作業がテレワークになりました。
家の中のあちこちでテレワーク、不思議です。
今度の本、遅くなったけど進んでます!

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マッシモさんも蜂蜜のカルロさんも元気にして

いるとのことです。ブオーノイタリアの地方の

お客様からは、東京は大変でしょう、

こちらはこんな状況ですよと声をかけて

いただきありがとうございます。


イタリアの親戚の話だと、スーパーで結構

小麦粉がなくなるとのことでした。みなさん

家にこもってパンやピザ、パスタなど作って

いるそうです。


うちも小麦粉は常に10kgくらいストックして

います。火と水があれば和洋中なんでもできて

便利です。


昨日の晩に粉と自作酵母、市販の酵母、水、オイルを

混ぜて一晩常温で膨らませておきました。

さっと混ぜるだけなので、次の日が休みの時など夜でも

あまり苦になりません。


翌日生地を伸ばしてチーズを詰めて鉄のフライパンで

焼きました。表面がバリッとして中のチーズが溶けて

いておいしいです。表面バリバリで中の生地少なめが

好みです。


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自粛で秋まで大学がオンライン授業になった。と

いうことは、息子がずっと家にいるということです。

こりゃたまらんと思い、息子を夕飯の支度係に任命して

みました。


彼は私と違ってあれが食べたいこれが食べたいという意思が

ないらしい。不思議です。冷蔵庫を開けると食べるものを探す

前に面倒臭いらしく、私が帰ってくるまで空腹でも何もしません。

ペルージャ大に留学した時は、パンとサラミ、チーズ、果物を

かじっていたそう。


これはまずい、失敗したなと思い、今色々と教えています。

イタリア料理はぶきっちょな人でもうまくできるので便利。

今日はブロッコリのリゾットです!

いつも使うブイヨンもいらないし、ブロッコリの美味しさを

丸ごと味わえます。


2人分

①ブロッコリ1個は洗って房ごとに切り、1.2リットルの水で茹でる。

 塩を大さじ半分強入れ、柔らかくなるまで10分ほど茹でると良い。

②玉ねぎはみじん切りにし、オリーブオイルで透き通るまで炒める。

③お米1合は洗わず炒めた玉ねぎに入れ、1分ほどトーストする。

④白ワイン3分の1カップを入れ、ブロッコリの茹で汁を少しずつ

 足しながら混ぜる。米がこびりつかないよう、茹で汁でザブザブに

 ならないよう、が目安。

⑤米を入れて10分ほどしたらブロッコリも入れ、さらに8分お湯を足しながら

 混ぜる。(余裕があれば茹でたブロッコリを半分ミキサーにかける)

⑥最後にパルメザンチーズ、バターかオリーブオイルを入れて火を止め、

 2、3分蒸らして出来上がりです。

*お米の種類によって加熱時間が変わります。お米は硬めに仕上げます。


ブロッコリは白いご飯のおかずにはなりませんが、こうすると

立派な一品料理になって便利です。

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黒パン焼けたので、3か月熟成させたチーズを
切ってみました。きれいな気泡もできていて、
上出来です。


最近は月に2回くらいのペースでこの大きさの
チーズを作っています。セミハードの食事や
料理につかえるチーズです。日常気張らずに
食べられます。


たまにカビをとって塩水で拭いています。
もっと一生懸命拭けばウォッシュタイプ。
まあでも忙しくてそんなに毎日は面倒だし、
家庭で無理なく作れるペースが分かってきました。
ウォッシュタイプほど癖はなく、ほどよい感じです。


これは何チーズですかとよく聞かれるけど、
自分の作りやすいように作っているので名前は
ありません。よく作っている場所の名前をつける
ので、阿佐谷チーズ?でも牛乳は木次のだしな。


日本在住のイタリア人やフランス人の方々に、
国で食べていたチーズだと喜ばれます。多分
菌が生きているという意味だと思います。

ハイジみたいに黒パンに焼いたチーズのご飯です。
なんていうか、うれしさ倍増です。
コロナ早く終わらないかな・・・。

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