buonitaliaのblog

2020年08月

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4月末に植えたルリマツリ、こんなに花が咲きました。

暑い中、涼しげな青色に和みます。

テラコッタの鉢植えの色に映えて、ローマの風景を切り取った

みたい。オリーブの実も大きくなってきました。


まだ赤唐辛子が届かなくて残念。阿佐ヶ谷、荻窪、西荻、

吉祥寺と見て回ったけど、青唐辛子ばかり。赤唐辛子が

待ち遠しいです。


先に漬けた青唐辛子と発酵そら豆は、壺のそばに行くととても

良い香りで発酵しているのがわかります。

先月作った青唐辛子とナッツのオイル漬けも地味に活躍。

不思議と和洋中何にでも合うので重宝しています。

もう8月も終わりですが、まだまだ暑くて辛いものが美味しいです。

皆さんも体調にお気をつけてお過ごしください。

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そら豆の発酵うまくいったのだけど、赤唐辛子が足りなくて

今届くのを待っています。


今日はレタスを具にしたフォカッチャをフライパンで焼きました。

(オーブンもOK)


具はレタス、オリーブの実、レーズン、松の実、塩。ニンニクを

オリーブオイルで炒め、材料を全部入れてレタスがクタクタになる

までフタをしてよく炒めます。途中でニンニクは取り除き、バットなどに

移して粗熱をとります。


今日はピザ生地にしました。(薄力粉180g、水120ml、イースト菌2g、

オリーブオイル小さじ1、塩ひとつまみ)

今の時期は2時間くらいで膨らみます。生地は2つに分けて、伸ばす時は

ひっくり返したり一呼吸おいたりしながら、強引に伸ばさないようやさしく

扱いましょう。

オイルを薄く塗ったフライパンに伸ばした生地を敷きます。具を入れる前に

レタスから水分が出ているので、それは捨てます。水分は粉物料理の失敗の

元に。


もう一枚の生地も上にかぶせ、軽くとじて中火でゆっくり30分ほど焼きます。

時々ひっくり返して、なるべく焼きムラがないようにします。イースト菌を

入れない生地だともっとサクサクして、腹が膨れたくない時におすすめです。


レタスレーズンは南イタリアの定番料理です。アンチョビを入れたり

オリーブの実がない時などアレンジがたくさんあります。レーズンのほのかな

甘みと酸味、松の実のほっくり感、レタスの苦味が素晴らしいハーモニーです。

初めて食べた時、なんて粋な味なんだと感激しました。レーズンパンを複雑な

味にしたようで、つい止まらなくなります。もちろん、オリーブオイルあって

こその地中海の味です。

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そら豆の発酵、順調だったので、3時間ほど

家を空けておりました。帰る途中またあの

甘酒のような良い香りが待っていると楽しみに

帰宅したら、部屋からムッとするような匂いが

しております。よく知っている匂いです。


えっ、どういうこと?とのぞいてみると、発酵中の

大ざるを置いている小さい丸椅子の接地面だけ、

蒸れすぎて納豆になっておりました。

おやまーおやまーと言いながら慌てて納豆部分だけ

取り除きました。(先日どこかの国では驚いたとき

おやまーと言うと息子が授業で習ってきた)


そら豆納豆、醤油と刻んだネギでかき混ぜて食べました。

豆の味もしっかりして、チーズのような風味もあります。

それでいて大豆よりあっさりしておいしい!


周りの大丈夫だったところは、こんな感じで豆の麹に

なりました。でもこれ、作りたかったのとなんか違うなー。

もっと菌がくすんだきな粉色のはず。これはこれで2番手で

待機中の青唐辛子と塩、白酒を混ぜて漬け込んで、青唐辛子の

豆板醤にしました。一ヶ月経ったら菜種油に漬け込みます。

オリーブオイルに漬けたらどうなるか。


豆板醤は中国のお坊さんが旅の途中でそら豆を食べようとしたら

カビが生えていて、唐辛子に漬け込んだら美味しくなったという、

よくある好みのパターンです。もう一度発酵チャレンジ。

椅子はひっくり返して接地面を極力少なくして、麹を少なめに変更。

一番手待機中の赤唐辛子の出番が来るかしら。

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ウンブリアの農村では、よくご近所の農家から乾燥そら豆を

おすそ分けしてもらっていました。日本のより粒が小さく、

寒い冬に冷たい水につけたそら豆を、虫食いがないか一つ一つ

確認します。そして茹でてまた一つ一つ皮をむいて、また調理して。

正直どうしてこんなにありがたがっているのかよくわかって

おりませんでした。


調べたら、そら豆は西南ヨーロッパが原産。古代ローマ時代から

主食のように大事な食材だったそうです。青い柔らかい豆はもちろん、

乾燥させてピューレやスープにして一年中食べます。またオリーブ

オイルとよく合うんですね。


たくさん食べるからか、アレルギーもあります。アナフィラキシー

ショックが起こることもあるため、車で農村地帯を走っていると、

そら豆畑がありますと標識があることも。蕎麦みたいかしら。

中世に南米からインゲン豆が入ってきて、アレルギーが起こらないと

喜ばれて広がったそうです。


そして中国では、乾燥そら豆を煮て発酵させ、豆板醤を作ります。

豆を発酵させるのはアジア独特で、非常に面白いなと思います。

ヨーロッパの発酵食品はもっぱらチーズや生ハムなどの干し肉、

そしてアンチョビなど。(干し肉また作りたいなあ・・・。)


一昨日乾燥そら豆を一晩水につけ、翌日煮て皮をむいて、水気が

切れたら豆麹をまぶして1日経ちました。発酵して部屋が柔らか~い

甘酒のような香りです。28度に保って良いかんじ。

ふ~む。どうなることやら。


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暑い日が続いています。今日は好きな夏野菜で冷たい

パスタです。


青ナス(今年はとろナスと呼ぶところもでてきた)と

パプリカ、ズッキーニ、別々に焼いて冷まして

からパスタと和えます。

イタリアでは冷たく冷やしたパスタはメジャーではないですが、

熱々ではないパスタは夏によく食べます。いずれにしろパスタを

茹でてから水で洗うのに抵抗感があるようで、ステンレスのバットを

冷凍庫でキンキンに冷やしてそこでパスタを和えたり、茹でたパスタに

氷を投入したり。水で洗うとパスタの塩分や旨みが抜けて美味しくないと。


さて、3種類の野菜は別々に調理します。パプリカは

焦げ目がつくほど焼いて薄皮と種を取り除きます。

ズッキーニ、ナスはサイコロ型に切って、それぞれオリーブオイル、

塩、バジルの葉を入れて、柔らかくなるまで中火で焼きます。

ミニトマトは食べやすい大きさに切り、ニンニク2かけ、オリーブオイル、

塩、ビネガー、オレガノ、すべての野菜を和えて冷蔵庫で冷やします。

そこに粗熱をとったパスタを入れて出来上がり。


野菜がとろけてパスタによく絡み、味のハーモニーが幸せ感いっぱいです。

野菜を別々に調理するの、面倒かもしれませんが、一緒に炒めるのと全然

違う味になります。野菜愛溢れる丁寧な作業、作っている時は暑いけど、

食べた時に作ってよかったと思えます。


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