夏に仕込んだ豆板醤。乾燥そら豆を煮て
発酵させてから、生の唐辛子や山椒、塩、
ショウガを入れて2か月ほど経ちました。
よく売っているのには山椒やショウガは入って
いないようで、中国でも家庭によっていろいろ
あるみたいです。
今こんな感じで、下の方に汁がたまっています。
そら豆は柔らかくて触るとすぐつぶれます。
壺の中で魅惑的で派手な香りを漂わせていて、
近寄ると壺に吸い込まれそう。入ったら最後、
無限唐辛子沼(笑)
ひと月目からぬか床みたいに毎日混ぜて
います。本当は、四川の真夏の暑さが必要
なのでしょうが、生の赤唐辛子が手に入る
時期が四川と違っておりました。
(探せばあったけど、値段も結構なものでした)
ところで、味はというと、これがまたびっくり
するほどおいしいです。それぞれの食材の味が
際立っていて、一年くらいしたらさらにまとまって
くるのかしら。もうちょっとしたら、油を注いで蓋を
して熟成させます。
父が自慢の白菜漬けを出してきて、豆板醤をつけ
たら急にキムチになったと盛り上がります。
そしてはひほーがばびぼーになるほど辛くて強烈。
子供のころからなんでも作って食べるのが好きで、
ウンブリアで暮らしたら、自分と似た人がたくさん
いたのでそれはちょっと、うれしかったです。
食べることへの情熱は尽きません。