2020年11月
ジェノバのピッツァ ストラッキーノチーズ入り
ジェノバのピザです。
中にストラッキーノチーズがたっぷり
詰まって、生地が透けるほど薄いのが
特徴です。
最近チーズ作っていないのですか?と
お客さんにきかれて、大体2週間に1度
作っています。こちらはストラッキーノと
いうフレッシュチーズで、作って5日ほど
経ったものです。
生地は00粉と強力粉半々で200g、水120ml、
塩3g、オリーブオイル30gをこねて30分ほど
寝かし、最初めん棒で、途中から手で引っ張って
薄ーく伸ばします。
上の生地も同様に伸ばし、かぶせたら穴をあけて
空気を抜き、オリーブオイルをかけます。
ジェノバのは銅の型で直径80㎝くらいあり
大迫力です。うちではアルミで作っています。
上と下がパリッときつね色になるまで焼きます。
ウンブリアの友人が以前仕事でジェノバに
行った時に地元の人にご馳走してもらったそうで、
帰宅して「あれすごい立派で見事なピザで」と
楽しそうに話してくれて知りました。
型にはオリーブオイルを塗り、少しとうもろこし粉を
散らしてくっつかないようにしています。
酵母が入っていないので、発酵時間がないのも
魅力です。
オリーブの収穫始まる
山ぶどうのシロップ
山ぶどう10㎏が届きました。
今年もパンペパート用にモストコットを
作ります。
山ぶどう、房からつぶさないように丁寧に
粒を外し、きれいに洗います。全部できるのに
3時間くらいかかります。
ビニールの大きな袋にいれ、きれいに潰し、
冷蔵庫で一晩置きます。それを濾したら、
沸騰しないように半分くらいになるまで
4,5時間煮詰めます。
このシロップ、甘くて色々なお菓子作りに
使えます。特にチョコレートとの相性がとても
よいです。レーズンとチョコレートを想像して
みるとわかりやすいです。
モストコットは置いておくと春には酸味がでてきます。
樽に入れて寝かすとバルサミコ酢になるのがよくわかります。
酸っぱくなる前の丁度今頃の時期からウンブリアでもお店に
出回って、これがでてくるとさあパンペパート作りだ、と
クリスマスに向けてワクワクした気分になります。
(私は12月は新オイル入荷で時間がないので、1月に入って
から作ります。皆さんお楽しみに。)
そろそろウンブリアでもオリーブの実の収穫が始まります。
先日からウンブリアもロックダウンになりましたが、みんな
しっかりオリーブオイルを搾るために頑張っております。
洋なしとチョコレートのケーキ
洋なしのケーキです。アクセントに
チョコレートが少し入っています。
洋なしとチョコレートの組み合わせの
ケーキは色々あり、抜群のコンビ。
すごいお勧めです。
チョコレートはあまり主張しない程度で
洋なしと粉の風味を生かしています。
イタリア低いケーキが多くて食べやすいです。
上下の焼けた香ばしい部分がみんな好きなの
だと思います。パンケーキもぺちゃんこが好きで、
膨満感が減ります。
卵白をかっちり泡立てないのもコツです。
シフォンケーキを知ってから、いかにかっちり
泡立てるかに何年も気を取られていたけど、
昔ながらのスポンジっぽい方が気泡が穏やかで
ざっくりしていて我に返りました。
分量は適当なんですけどおおまかにこんな感じ
26x17x5の型:
洋なし2個 卵2個 薄力粉200g
ベーキングパウダー小さじ1
きび糖 150g バター(生地用)50g
ヨーグルト 大さじ3
削ったビターチョコ 大さじ5
バター(チョコ用)20g
*チョコレートとバターは別々の容器に入れて
湯せんにかけておきます。
*型はオーブンシートを下だけ敷いて両脇は湯せんに
かけたバターを刷毛で塗っておきます。
作り方:
砂糖を入れた全卵を泡立て、トロッとしてきたら
ヨーグルト、ふるった粉とBPを入れて混ぜる。
次に溶かしたバター、いちょう切りにした洋なしを
入れ、ざっくり混ぜる。
型に生地を半分入れ、溶けたチョコレートをちらし、
残りの生地をかけ、チョコレートも散らす。
170~180℃のオーブンで30分ほど焼く。表面が
少し割れて洋なしが沸々してきたら出来上がり。
洋なしは熟していないのは避けましょう。今回は
届いてから10日以上追熟させました。