buonitaliaのblog

2021年10月

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栗とチョコレートは幸せな出会い。
ウンブリアの家の裏側には栗の原生林が
あり、毎年この時期栗祭りが開催されます。
栗のスープ、メインディッシュ、タルトにジェラート、
栗尽くし、最もテンションの上がるお祭りです。

何がうれしいって、村の人はこのお祭りのために
1か月かけて栗をむいて準備します。ありがたいです。

今日はあのタルトをどうしても食べたかったので
頑張って2kg剥きました。若い頃は8kgは剥いて
いたけど今はこれで精いっぱい・・・。
手が痛くなるので、皮を剥く日とタルトを作る日は
別にしました。

この無骨なタルトに生クリームをと思うかもしれませんが、
生クリームは味が薄まって素の味が消え、かつ
ヘビーになるのでここはひとつ現地のおいしさの
再現をお勧めします。作ってよかったと思うおいしさです。

作り方:剥いた栗をフードプロセッサーで粉にし、
鍋に砂糖、牛乳を入れて火にかけ、砕いた
チョコレート、ブランデーを入れ、余熱で混ぜる。
タルト生地は通常の作り方で、今回は卵黄2個。
下の生地は最初に200度のオーブンで10分ほど
から焼きし、餡を入れて蓋をし、穴をあけて
160度のオーブンで45分ほど焼いてできあがりです。

分量(タルト型22cm)
中身
栗(剥いた状態)380g
牛乳       160g
砂糖(三温糖) 60g
チョコレート   140g
ブランデーかラム酒 好みで少々

生地

バター      90g
砂糖(三温糖) 40g
小麦粉     380g
水        大さじ4杯  
卵黄       2個

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この前さばいた鶏肉、今日はむね肉を
使ったお料理です。

大体4羽さばいて二人で3か月くらいで
食べ終わります。使い方はほんとに様々で、
和食にも中華にも、叩いて肉団子にしたり
多岐にわたります。全部の部位を余すところなく
使うのが好きです。

むね肉は皮の除いて薄めにスライスし、
オリーブオイルを両面まぶして塩コショウします。

パン粉にパルミジャーノをたっぷり加えて混ぜ、
むね肉の両面にまぶします。オーブンシートを
敷いた天板にならべ、チーズをのっけて200度の
オーブンで15分ほど焼いたらできあがり!

揚げなくてもさくさくして、パルミジャーノ入りの
パン粉は香ばしくてうま味たっぷりで格別です。
パン粉はおろして完全に乾燥させています。
ちょっと日本のパン粉と違いますね。
もったいないのでまぶして余ったら上からのっけて
使い切ります。

のっけたチーズは春に作ったチーズでちょっと
失敗したけど味は全然問題ないのでお料理に
たっぷり使っています。焼くととろけておいしいです。
これで柔らかく煮た野菜の献立で万全です。

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昨日のウンブリアの家の周辺。
今は庭のザクロがたくさん採れます。
ジュースにするとおいしいです。
煮詰めてソースにしたりも。

息子の部屋は昔のまま残していて、小さい頃
一生懸命日本語を教えていました。
漢字を覚えるのは相当嫌がっていましたが、
漫画で釣っていました。日本の漫画の面白さには
勝てなかったようです。

来年4月からは息子も大学3年生。
イタリアの大学に一年間留学することになり、
またこの部屋も息を吹き返すといいです。

今年9月にペルージャ大学に留学した息子の
大学の先輩は、アパートの部屋のソファー、ベッド、
テーブルカバーが全て白黒のストライプで、
壁に大きなシマウマの写真があったそう。
さぞびっくりしただろうな。

ユベントスファンの大家さんかしら(笑)

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今日はスペルト小麦とお豆、乾燥
ポルチーニ茸の煮ものを作りました。
パスタの代わりに食べる一品料理です。

乾物のお豆は今が出来立てで豆が柔らかく
おいしいです。白いんげん豆だけ前日に
水に漬けて戻し、別の鍋で柔らかくなるまで
煮ておきます。

乾燥ポルチーニ茸はよい出汁がでるので
色々な料理にちょこっと使ったりもします。
使う30分前くらいに戻してつけ汁の中で
一枚一枚キノコを洗い、汁を濾します。

スペルト小麦は普段食べている小麦の原種で
改良されていないため、消化によくて栄養も豊富。
結構好きな人も多く、よいものと認識されています。

煮る時は最初から水をザブザブと入れず、キノコの
戻し汁や別に煮た白いんげん豆の煮汁を中心にして、
水は足りなかったら入れる程度にします。
豆や小麦の地味深い味、食べ終わったら体が
ホカホカ温まります。

ウンブリアは昨日の日中は7度だったそうで、
秋をすっとばして冬になったとみんな驚いて
いました。オリーブの収穫も早まりそうです。

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先日八ヶ岳から丸鶏4羽が届いて
さばいて小分けにして冷凍しました。
ガラは首など贅沢に使って濃厚な
スープに。ラーメンや中華料理に使います。

モモ肉のふくらはぎ部分は筋が多くて、たまに
叩いてひき肉にします。皮は脂っこいので除き
ます。今日は野菜とスパイスで炒めてチーズと
一緒に包んで焼きました。

生地は粉と水とはちみつから育ててストック
している酵母に水と粉を加えます。すぐ使えて便利。

にんじんと玉ねぎは柔らかくなるまでじっくり
炒めます。玉ねぎ以外の野菜も柔らかく炒める
ことでうま味や甘味を引き出し、肉料理にも
とても重要な役割を果たします。砂糖を使わない
からよく加熱した野菜の甘味は大事で、
やわらか野菜は西洋の料理の基本です。

このチーズはちょっと失敗してひびが入り、
そこからカビが少し中にも入ってしまいましたが、
取り除けばまったく問題なし。料理にたっぷり
使えるのが、やはりうれしいです。

さっくりした生地にチーズがとろけてほっこり
おいしいです。ヨーロッパにはスナックを真面目に
作った原点の料理が溢れています。

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