我が家の定番メニューのひとつに、やわらか野菜の
ラタトゥイユの火の通し方で作るひき肉カレーがあります。
野菜だけをオリーブオイルと塩味で加熱した味、「私は好きなんだけど
夫が食べない」というお話をよく聞きます。わはは、なんかわかる。
そこで、調理法の原理は同じで、豚ひき肉とカレー粉を
入れてみました。夏野菜たっぷりで素材の味を
活かしつつ、肉とカレーでさらに味わい深い一品です。
こつは、段階を踏んで野菜を炒めることです。
1 最初にナスを切って水にさらして灰汁を抜き、水気を切ったら
オリーブオイルできつね色になるまで両面中火で焼きます。
その間に他の材料を切ります。
2 焼いたナスはバットにとり、キッチンペーパーで余分な油分を
抜きます。
3 同じフライパンににんじん、セロリ、ショウガを入れて
炒める。
4 ズッキーニ、ピーマンを入れ、塩をしてじわじわ炒めます。
5 4をバットにとり、新たにオリーブオイルを入れ、ひき肉ざっと炒めます。
この時にカレー粉もたっぷり。
6 次に4をひき肉と合わせ、皮を剥いたトマトもいれます。
7 塩をして蓋をし、30分ほど煮込みます。
8 炒めたナスも入れ、さらに20分ほど煮る。
9 蓋を取り、少し火を強めて水気を飛ばし、水分が少し残る
くらいまで煮詰めたら出来上がり。
煮汁と一緒に煮ることで、分けて炒めた野菜とうまく絡んで
だんだん一体化します。
ご飯にもパンにもよく合います。
野菜のうま味を活かすと、肉料理がとてもおいしくなります。
素材のおいしさで食べるのが地中海料理の醍醐味。
火の入れ方を工夫するだけで、普段と違ったお料理に!