buonitaliaのblog

2023年04月

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今日は生のグリーンピースとサルシッチャのパスタを作りました。
旬のグリーンピースはサッと茹で、ゆで汁でそのままパスタを
茹でます。パスタにもグリーンピースの香りが移ります。

たっぷりの玉ねぎをオリーブオイルで炒め、サルシッチャ(80g)を
さっと炒めたらゆでたグリーンピース150gを入れます。
白ワインを入れて香りを出し、ゆで汁で蓋をして豆が柔らかく
なるまで煮詰めます。
茹でたパスタを和え、刻んだイタリアンパセリ、オリーブオイルを
足して和えたら出来上がり。

豆とオリーブオイルの組み合わせ大好きなのですが、旬の
グリーンピースは格別です。サルシッチャはこの前作っておいたのが
たまたまあったので使いました。代わりにパンチェッタでもOK。
しっかりしたうま味が出ます。好みでパルミジャーノを最後にぱらっと。

先日イタリア人のご年配夫婦がみえ、ブオンジョルノと
ニッコリ。明らかに日本で暮らすイタリア人と違う空気をまとって
いたので、「え?え?どうしてまたここに?」と間抜けな返事を
しました。
娘さんが東京にいるので滞在中とのこと。北イタリアの方だそうです。
50年前はミラノの人はローマの人が家を借りたくてもなかなか
貸してくれなかったってほんとですか?、昔はオリーブオイルは
あまり使ってなかったってほんとですか?と色々きいてみました。

たしかに南の人をあまり信頼していなかったとか、オリーブオイルは
あまり良い品質のものがなかったし、牛が家にいてバターを作って
いたからバターが当たり前だったとのこと。初対面のイタリア人には
必ずどこのご出身かきいて、そこから話が広がります。
お孫さんからカルボナーラのリクエストがあったそうで、張り切って
帰って行かれました。とても楽しかったです。

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今日はズッキーニのカルボナーラを作りました。
パンチェッタの代わりにズッキーニを使います。

まだ少し時期的に早いけれど、ズッキーニがあると
安心するのであると買ってしまいます。味が薄い気が
する野菜ですが、しっかり火を通すとグッとうま味が強く
なります。

今日はペコロスを使いましたが玉ねぎもOKです。
刻んでオリーブオイルで透明になるまで炒め、ズッキーニを
炒めます。塩をして弱火で水分をジワジワ飛ばしていく
炒め方です。30分以上炒めます。野菜の糖分が煮詰まって
カラメリゼされ、ズッキーニおいしいな~とうなります。

あとは卵1個とパルミジャーノ20g、茹でたパスタ80gと煮汁も
少しいれて手早く和え、こしょうをかけて出来あがり。
以前にアスパラのカルボナーラも作ったけど、ズッキーニも
またお勧めです。

それにしても、オリーブオイルの力に驚きます。
先日いらした糖尿病のお客様が飛び込んできました。
うちのオリーブオイルを使い始めてまだ16日で、血液検査の
結果がダントツによかったと検査結果を見せてくれました。
要チェック項目がいくつもあったのに、突然二つだけ。お医者様に
何をしたのですか?と驚かれたそう。
他に何も変えておらず、運動ではここまで変わらないとのこと。
そういえば、今までそういうお客様何人もいらしたなあ・・・。

これまで人が生まれてから初めてご飯を食べる時、病に倒れた時、
100歳の牛乳とパンしか食べない食欲がない方など、様々な
人がオリーブオイルなら食べられると何度も目の当たりにしてきて、
すごい食材だなと思います。元気でおいしいが一番です!

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今日はイースターでした。お祝い料理とは言えませんが、
急遽卵を使ったお料理です。マッシモさんの娘さんから
お祝いメールが届いています!

やわらか野菜の本を出版してから、女性からほうれん草の
クタクタ炒めをよく作っているとお声をいただきます。簡単に
野菜をたくさん食べられて便利です。
今回はほうれん草の代わりに小松菜を一束使い、
パルミジャーノの代わりに卵をおとしてみました。やわらかく
なった小松菜の真ん中に少しくぼみを作って流れ出ない
ようにしています。色んな葉野菜で代用できます。

地中海食の利点の一つの、やわらかく加熱した野菜と
オリーブオイルをたっぷり食べることを知っていただけて
嬉しく思います。
日本人なのだから日本食が一番とはいえ、日本食にない
要素を取り入れてうまくいくこともあります。

便秘の話なのですが、昔からイタリアで暮らすとひどい便秘でも
治ったという日本人女性の話をよくきき、なんでだろうね、やっぱり
オリーブオイルと野菜かな?とひそかに話題にしておりました。
食生活がガラリと変わることって面白いものです。
飲むだけよりは、野菜とパスタなどの穀類と一緒に食べる方が
よいと思います。油分が足りなくて食物繊維を取り過ぎて悪化
している方などにも。

私の賄いを食べていて薬なしでお通じがあったというバイトの方が
二人いました。二人とも小学生のころから薬で対処していた40代
女性。しばらく続けているうちに起きた出来事で二人とも驚いていました。
お料理の話で便秘の話をするのをいつもためらうのですが、ご来店
される女性にお悩みの方が多いので、ご参考までに。




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大きな硬そうなにんじんが届いたので、にんじんと
くるみのケーキにしました。

今回は砂糖を入れず、はちみつを少しいれてほとんど
甘くないケーキにしました。軽食にも使え、はちみつをかけて
おやつにもできるようにしました。

カルダモンとナツメグが入っています。(材料の写真にはちみつを
入れるのを忘れました)
分量:卵4個、はちみつ大さじ1、薄力粉130g、くるみ150g、
菜種油60ml、カルダモン、ナツメグ少々、ベーキングパウダー小さじ1

作り方;全卵とはちみつを泡だて器でもったりするまで混ぜ、
くるみ、にんじん、ベーキングパウダーと一緒にふるった粉、
スパイス、油の順に入れてさっくり混ぜる。バターを塗り、
粉をまぶした型に入れて180℃のオーブンで40分焼いて
できあがり。

スパイスの香りがとてもよく、くるみの香ばしさ、にんじんの甘味が
ほんのり出てみかけよりしっとりホワッとしています。

イタリアの家庭でお菓子を作る時、ひまわり油などの種子の
油がよく登場します。バターよりあっさりしているので、あえて
種子の油を使います。もちろんバターを使うこともあるし、
オリーブオイル、ラードを使うこともあり、その時の気分に応じて
使い分けます。

どら焼きやカステラを作る時に気付いたのですが、日本の
卵と小麦粉を使った生地には油脂が使われていません。
西洋の卵と小麦粉の生地には必ずといってよいほど油脂が
使われていて、興味深い違いです。




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