2024年01月
今回の思い出写真
無事に帰国途中です
牛肉のスープ
この2、3日は急に気温が下がってきました。やっとウンブリアらしい
冬になった気がします。牛肉を買ってきてスープを取りました。
セロリ、月桂樹、にんじん、玉ねぎ、粒黒胡椒、クローブを入れ、
水から弱火でゆっくり煮ます。最初にでた灰汁をとったらあとの灰汁は
残しています。灰汁を丁寧にずっと除いていたらスープの味が薄くなった
ことがあり、勇気を出して放っておきます。
パスタを茹でる時用の粗塩を入れて2時間ほど煮て、次の日に上に
固まった脂肪を取り除きます。
イタリアらしいのは、スープにパスタを入れて煮ることです。
パスタの澱粉がスープの味をまろやかにしてくれて、クルトンより
好きです。煮た肉はあまり味がしないので、いつもにんじんと一緒に
薄く切ってスープに入れて食べています。
とても温まり、滋養もあるのでイタリアにいたら一度は作りたい一品です。
サルシッチャとスペアリブのトマト煮(ポレンタ)
この2、3日はシルヴィオが歯の治療をして柔らかいものしか食べられなかったため、色々と考えてご飯を作りました。
ゴルゴンゾーラのニョッキ、ひよこ豆のポタージュ、ポレンタ、たまご入り野菜出汁のスープなどを作りました。
今日は3日目でだいぶ食べられるようになったので、力をつけるためにもサルシッチャと骨付き肉のポレンタを作りました。
お肉はこの前解体した時のものです。最初に脂抜きのため、赤ワインと水半々くらいで
30分以上煮ます。これでかなり脂っこさがなくなります。
トマトは皮を剥いて煮詰め、水分を飛ばしてあります。お料理は、水分をどうするか、
脂肪分を上手に処理してあるかでずいぶん出来が変わります。
脂肪分を除いておかないと、食べた時はもとより食後に胃がもたれたり健康診断で引っかかる
原因になったりします。豪快な料理も処理がうまくできていると上品さと豪快さ両方を
楽しめます。
香草(今日はセロリがなく残念・・・)とオリーブオイルを炒めたら煮詰めて
おいたトマトを入れ、脂抜きしたサルシッチャ、骨付き肉、塩を加え、2時間
ほど弱火でコトコト煮込んで出来上がりです。
とうもろこしの粉を練ったポレンタは優しい味わいで、サルシッチャも骨付き肉も
ホロホロととろける柔らかさで、歯が痛くても結構モリモリ食べられました。この
レシピは30年近く前シルヴィオに教えてもらった料理です。教えておいて良かったと
思っていると思います😊