buonitaliaのblog

2024年09月

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こちらは今年の1月に友人宅で作ったセミドライのサルシッチャ。
サルシッチャは冬に解体した豚を使って作ります。
だいたい40㎏ぐらいできます。
いっぺんには食べきれないので、吊るして乾燥させます。
生のを焼いたり煮たりするのは一部。乾燥させた
サルシッチャはサラミのように保存食として食べます。
真空パックにするのが一番味が落ちず長持ちします。
家庭で豚を解体してサルシッチャを作ったら必然的にできます。

そして家で作ったセミドライのサルシッチャと、この前
カステッルッチョ ディ ノルチャのお土産屋さんで
購入したいのししのセミドライサルシッチャをご覧ください。
色の違い・・・。通常いのししの肉は豚よりさらに黒いのですが、
妙に赤いですね。色が赤い方がおいしそうに見え、保存料は
安心なのしれませんが、黒い方が自然な色で、味もしょっぱいです。
保存料、着色料不要のものも普通に食料品店で売っています。


そして保存や旨味を出すのに欠かせないのが塩。料理会では度々
私の作るサルシッチャがしょっぱいとびっくりされます。

色々と悩みまして、東京在住のイタリア人の方何人かに
試食してもらったところ、これこそがサルシッチャとのこと。
サルシッチャはしょっぱいもので、パンと一緒に食べるもの
なんだから、と口をそろえます。

サルシッチャはしょっぱいものなのです。そしてしょっぱい
サルシッチャの食べ方は無限大。ちゃんとパンやパスタ、野菜と
一緒に食べて、しょっぱいからこそ料理がおいしくなる、
そのための食材なのだと発見になればなと思いました。深く
食文化を知るための第一歩です。
10月のお料理会でも、サルシッチャの魅力をお届けします。

10月16日(水):サルシッチャとキノコの手打ちパスタ(会費5千円)
(サルシッチャの腸詰めの回に参加された方に限ります)、
10月23日:サルシッチャの腸詰めとサルシッチャとトマトソースのパスタ
(会費8千円)。

*腸詰めの回は、最初の予定より材料費がかかって
おりまして、8千円になりました。盛沢山の回です。
10月1日(火)から電話でご予約承ります。みなさまご参加
お待ちしてます\(^o^)/

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帰国して5日目、もう時差ぼけもなく復活\(^o^)/
お風呂のお湯がやわらかくて毎日しみじみ。

時々飛行機の中でイタリア人が隣に座った知らない人と
自分の人生を事細かに話しているのを見かけます。帰国便にも
いて、やっているやってる、と思っていました。友人のイタリア人は
あれなんなんだろうね、と。そう思う人もいるのだと新発見でした。

ウンブリアの動物たちの写真をいくつか。
ワンワンくんは写真を撮られるのが苦手なので、おやつで釣って
撮ったベストショット。イングリッシュスプリンガースパニエル。
イノシシ狩りなどの猟犬でこの辺りではよくみかけます。迷い犬でした。
最近は近所の人などが面倒なのか、「ワン」と呼んだりしています。
王(ワン)さん?か。

半野良のビアンケット(白ちゃん)は家の下の物置で暮らしていて、
最近は「みゃお」と呼びかけると姿が見えなくても遠くから「みゃお」と
返事をするようになりました。
チュールがなくても仲良しです。そしてビアンケットの子供が2匹、ママも
子供も真っ白でかわいいです。

茶トラのロッセットくんはやはり半野良で去年はよく来ていたけど
最近は別の家によくいます。チュールに夢中にはならなかったけど、
道で会うと覚えていて寄ってきてくれます。

友人宅の白黒ちゃん。控え目です。

あとカステッルッチョ ディ ノルチャの馬たちの写真も。きれい
でした。標高約1500mの山で優雅に暮らしています。



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昨日の夜遅くに帰国しました。あっという間の1ヶ月でした。仕事の人や長らくあっていなかったママ友にも何人か会えました。お互いの子供達の写真を見せ合ってみんな大きくなったねと感慨深かったです。


仲良くしている友人の娘は薬剤師になるため勉強中で、10月からポーランドに1年間留学します。ドイツやポルトガル、フランスなど色々選択肢はあったけど、全て現地の言語での授業で、英語の授業はポーランドだけだったそう。昨日はどうやってオリーブオイルをポーランドに持っていくかであれこれ模索していました。現地のもので大概済ますつもりだけど、オリーブオイルだけは。そりゃ持っていくよね!と納得です。


薬剤とオリーブオイルも昔から関係があります。今度会ったら、その話もしてみようと思いました。


写真は滞在中に作ったものです。ズッキーニと花のカルボナーラ、肉団子の手打ちパスタ、羊のリコッタチーズのケーキ、パプリカのパスタ、無塩パンと畑のトマトのクリーム、硬くなったパンとオリーブの実のパプリカ詰め、ラザニア。パンとトマトを煮たクリームは写真がちょっと暗いのですが、無塩パンの活用法を今度ご紹介できたらと思います!闘病中のシルヴィオがだんだん元気になっていって、食事の大切さを改めて実感した1ヶ月でした。






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昨日は夜の気温がなんと4度で急に12月かと思いました。今日は日中暖かく

なったけど朝晩はすっかり秋です。


パニカーレという小さな街にどうしても行きたかったのでお天気がイマイチ

でしたが出発。ウンブリア州の北の方にある、トラジメーノ湖の近くです。

27年前、シルヴィオと2人で湖からローマまでの自転車旅行の途中に泊まりました。


朝起きた時の窓から見た風景があまりにも綺麗で、いつかまた行きたいとずっと

思っておりました。途中で寄ったバールでパニカーレへの道を訊いたら、バールに

いたお客さんも「とても綺麗なところだからぜひ行った方がいいですよ」と勧めて

くれました。


歩いたら5分くらいでぐるっと回れる小さな街で、昔から攻撃されるたびに

城壁を作ってそれが街になっていったところです。

ホテルはなく、普通の家が部屋を貸しています。小さなレストランがあり、そこで

パンナコッタを食べたのを覚えています。前日にかっこいいレストランで食べた

パンナコッタと異なり、家庭で作ったような素朴なパンナコッタでした。

今もあるかなと前を通ったらお店の雰囲気がオシャレになっていた気がします。


車で行く途中山の合間から雨が降ったり止んだり、陽も差していたので

いくつも虹が見えました。少し先に大きな虹がかかり、車の目の前も虹色。

まるで虹の中を走っているような風景でした。パニカーレは今も変わらず

とても素敵な街でした。


写真は行く途中のバスキで食べた豚肉の煮込みとマッシュポテト。ローカルな

レストランで美味しかった!




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9月に入ってからも暑い日が続いておりましたが、ちょっと肌寒く秋の訪れを感じます。


先日は豚の解体を見せてもらいに行ったら予定が変更になったため、急遽時間が空いて友人とそのままオルビエートの大聖堂を見に行きました。

両脇を建物に囲まれた細い道を歩いていくと、突然視界がひらけてバ〜ンと大きな広場の大聖堂が出てくるのが劇的です。入場料は5ユーロになっていました。


オルビエートの大聖堂はミラノ、シエナと並ぶ3大大聖堂。シエナの建築家と同じ人が手がけたため、シエナのと似ています。最初シエナに住んでいたのでシエナの大聖堂もよく行きました。二つともゴシック様式で荘厳な建物です。


オルビエートはシニョレッリ作のフレスコ画の礼拝堂が見どころです。一面にフレスコ画がびっしりで圧巻。ダンテの肖像がまたいいんです。長いこと修復中でしたが今は正面のモザイクもしっかり見れます。

ノルチャの修道院も今の家もそうですが、イタリアは床から壁から、とにかく石の国だと実感します。


猫は息子の幼馴染の飼っている猫ちゃん。まだ3ヶ月で小さいです


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