ここのところはずっと原稿を書いては送って
直しが入ってまた直して送って、間でレシピを
再現して分量や作り方のチェックをして、が
続いています。
野菜の分量を決めたり加熱時間を測ったりは、
野菜の個々の個性で悩みます。収穫したてで
若い実のうちはすぐ火が通るし、収穫終わりの
時期だと硬くて筋が多かったり、なかなか柔ら
かくならず。うまく伝えるの難しいです。
イタリアの料理本て、Quanto Basta(クアント バスタ)
が乱立していて、適量って意味で、いい加減と思われる
かもしれないけど、イタリア料理にはそれが一番合って
いるなと思います。でも日本ではそうもいかず、悩ましい
です。
ゲラも上がってきて写真がほんとにきれいでうれしい
かぎり。何年か前にペルージャ大学に行き、オリーブ
オイルの世界的な第一人者の教授にお話しを伺い、
それも本に載せてもらえることになりました。
文藝春秋の編集者の方も一生懸命考えてくださって、
ひとつひとつ地道に進めています。
腰痛で座っていられなくなり、老眼やら四十肩やら
年齢を感じ、筋トレにも通い始めました。以前にも
ピラティスのイタリア人講師に「お腹がとてもリラックス
しています」と言われてイタリア語の独特の表現が
面白くて大うけして、でも笑っている場合じゃないわ
と、重い腰を上げました。
スクワットできるようになるのが目下の目標です。
*写真の本はインぺリアという小さな街のオリーブ
博物館のもの。ジェノバからさらにモナコ方面に行った
小さな街で、何度か訪れました。あの辺も面白いところが
たくさん。
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