https://www.gamberorosso.it/notizie/la-ribalta-del-pampepato-il-dolce-sconosciuto-di-terni-e-pronto-alla-sfida-di-natale-col-panettone/
先日ガンベロロッソにパンペパートのことが紹介されていました。
簡単な日
本語訳をつけたので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
*ブオーノイタリアではパンペパートの販売を2月に開始します。
この時期は新物オリーブオイルの入荷で作る時間がないためです。
皆さまお楽しみに😊
以下日本語訳です
テルニのパンペパート
まだ世に知られていないテルニ県のお菓子。パネットーネと共にクリスマスに旋風を巻き起こすか?
もし多くの食べ物に物語があるとしても、大きく膨らんだパネットーネやパンドーロで街中が溢れかえるクリスマスの季節でも、遠い昔からある味への情熱を忘れることはない。パンぺパート。(panpepatoもしくはpampepatoどちらでもよい)。中部イタリアを代表するお菓子の一つ。ウンブリア州テルニ県がそのお菓子の代表だ。
2020年、テルニのパンぺパートが厳しい規定の許に多くの調査が行われ、IGP特産品認証された。調査では、テルニ県とペルージャ県、その周辺地域も含まれる。このお菓子への情熱はウンブリア州にだけでは収まらず、その他の州にまで及んだ。特にフェッラーラ(エミリアロマーニャ州)。この街のパンぺパートもまた、 IGPに認定される。こちらはテルニのパンペパートとはまた違ったものに発展した。(チョコレートが表面にコーティングされているのが特徴である)
歴史ある、古くから伝わる味。
単純な味ではない。スパイシーで香り高く、フルーツの芳香と複雑な味わい。そこには遠く中世から届いた魅力がある。実際、このお菓子は1500年代に遡る。さらには古代ローマ時代にこのお菓子の根があるとも言われている。古代ローマのお菓子はなんでもはちみつとドライフルーツがベースにあった。料理の歴史を見ればその説は十分に可能なことである。チョコレートが加わったのは中世に入ってからである。現存するレシピは1800年代から。販売の記録は1913年からである。
チョコレート、はちみつ、カカオ、モストコット、柑橘類のピール、ナツメグ、シナモン、もちろん胡椒も。そして溢れんばかりのナッツやドライフルーツ。パンぺパートはエネルギッシュなAnte Litteram(ラテン語で手紙の前にという意味・この場合多くの人に周知される前触れ)。何はともあれ、その高価でリッチな材料ゆえ、特別で貴重なお菓子であることが明白だ。実際、昔はクリスマスのお祝いの手作りお菓子として親しい人に贈るものでもあった。クリスマスには、自分が作ったパンペパートの他に様々な家庭の手作りのパンペパートがテーブルに並んだものだ。
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