山盛りの鹿肉をいただいたわけです。3,5kg。ひるんだりしません。ウンブリアでは、豚やら子牛やら子羊やら、七面鳥やら鶏やら、いろんなお肉をさばいておりました。ジビエが盛んで、特に猪をよく食べます。今年の夏に行った時も、友人にとっておきの猪料理をご馳走になりました。
そんなところで育ったからか、息子は鹿肉大好き。こういう時、ああこの人は西洋の人なんだ、と思います。
今日は鹿肉の煮込みを作りました。
にんじんセロリ、玉ねぎを刻んでオリーブオイルで炒め、小さめに切った鹿肉を入れ、軽く炒めたら赤ワインを入れ、蓋をします。中火で煮ていると、しばらくして水分がたくさん出てきます。
そのまま沸々とするくらいの火で、時々水や赤ワインを足しながら2時間ほど丁寧に煮ます。途中で月桂樹の葉、ローズマリー、粒黒コショウ、唐辛子を丸のまま入れ、2時間したら葉っぱだけ取り除きます。
そこに皮を剥いたミニトマト、トマトピューレ、トマトペースト、にんにく、塩、レモンの皮を入れ、さらに沸々と1時間煮たら出来上がり!鹿肉は普段ジュニパーベリーを入れるけど、なかったので粒黒コショウでした。レモンの皮はポイントです。
野生の肉は臭みを取りながらひたすら3時間ほど煮込むか、もしくはジュッと短時間で焼くかどちらかで、私は長時間煮込みが好みです。トマトを入れるとなじみやすいです。
ポレンタにしたり、パンやじゃがいも、もちろんパスタもご馳走になります。このくらいの大きさに切ることで、ホロホロと崩れてトマトソースとよく絡み、食べやすくなります。
(鰹の角煮みたいな感じ)
あっさりしているけどしっかり肉の味がして、臭みも全然感じずめちゃくちゃおいしいです\(^o^)/
お肉がびっくりするほど柔らかいです!!!
山の神様、獲ってさばいて持ってきて下さったお客様、本当にありがとうございました🙇
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