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一昨は誕生日でした。普通は誕生日の人が友人を招いてお祝いをします。しかし今回難題が山積みで自分の誕生日なんて考えていませんでした。すると先日ローマでお皿を運ぶに車を出してくれた友人の一家が夕飯にどうぞと、朝にしめた鶏を焼いて祝ってくれました。


友人の娘がケーキにろうそくまで立ててくれ、この子たちが小さい頃よく子供達のお誕生日会を開いてケーキにろうそくを立てたことが脳裏に蘇りました。「これってさあ、私たちがあなたたちにやってたことじゃない」と言うと、「そういえばそうだった」と月日が経ったことにみんなで笑みがこぼれました。


先日は歩いてスーパーに行く途中ルーマニア人の息子の幼馴染にばったり会い、すぐそこのスーパーまで車で送ってくれました。この子はお母さんが仕事のためお昼にいつもひとりぼっちで広場に座っていて、よくうちで一緒にお昼を食べました。ジャガイモとピッツァビアンカ以外何も食べないので困っていたところ、なぜかカレーだけ喜んで食べたので唖然としたことも。


今年の冬に滞在した時は別の幼馴染の子が紛失した携帯をすぐに見つけて保管しておいてくれたり、バイト先の家具のお店を紹介して案内してくれたり、大きくなった近所の子がみんなで助けてくれ戸惑うやら嬉しいやら。


東京にいると隣近所に誰が住んでいるかも知らず、先日も近くで孤独死したお年寄りを見かけたばかり。東京は独特だなと思います。


誕生日を祝ってくれる一家にせめて何かをとサーモンの押し寿司を作って持ち寄ると、友人の娘がお箸を上手に使います。どこで覚えたのか聞くと、なんと昔私が教えたのだそう。そうだったっけ。


この村で過ごした時間が思いもよらぬ形で戻ってきて、普段時間が作る美味しさばかり説いていたけれど、料理だけじゃなかった!と大発見。


「イタリアの小さな村」の番組が好きなブオーノイタリアのお客さんがたくさんいるのよくわかります\(^^)/