

昨日はウンブリア州ペルージャ県のカステッルッチョ ディ ノルチャに行ってきました。
ここは何世紀も前湖が干上がってできた土地で、世界で最も高品質のレンズ豆が採れます。レンズ豆はどう控えめに言っても別物。同じ産地名のも見かけるけど、ここまで来ないとなかなか同じ品質のは手に入りません。お料理会で豆とオリーブオイルの美味しさをもっと生徒さんに知ってもらえたらと意気込んでいます。
この時期は年に一度見られる開花の時期。広大な土地一面が天空の花畑に。
今年の6月は稀にみる暑さのため、お花が枯れて当たり年ではなかったみたいです。とはいえや見たいと思っていて気づいたら20年も経っていたため、じ〜んと来ました。
レンズ豆の花は白く小さくて可愛らしく、葉はグリーンピースの葉を小さくしたよう。
野生のアーティチョークの花も咲いていました。ここにいるとゆったり雄大な
雄大な山に吸い込まれていきそうな感覚になります。
お昼にレンズ豆のズッパと生ハムやサラミ、チーズもいただきました。
よくお料理会で話していますが、この辺りは歴史的に豚肉加工で重要な
ところです。シェフのロザンナさんにズッパの作り方のコツを教えて
もらえました。トマトを入れるかどうかで、一緒に行った料理上手な
ママ友と同じ疑問を持っていたことを知り密かにびっくりしてました。
ママ友に、昔日本で須賀敦子さんという作家がカステッルッチョのことをエッセイに書いていて、その人はナタリア ギンズブルクの本の翻訳を手掛けた人なんだよと言うと「あ〜ナタリア ギンズブルクならよく見かけたわよ〜」とのこと。近所に別荘があるのは知っていたけど、地元の人にとっては意外と身近だったのかしら。
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