ようやく通関切れて、明日到着します。しかし個数が足りない問題は
解決せず・・・。
そもそもどうしてこんなに天然はちみつの輸入が難しいのでしょう。
天然はちみつの関税は、25.5%~30%とかなり高め。
日本は養蜂があまり盛んではありません。日本ミツバチは蜜を採る量が
少ないため、安定した供給はできず、養蜂が行われるようになったのも
明治時代くらいからと言われています。
(その前も細々と行われていたかもしれませんが)
一方中東やヨーロッパは紀元前から養蜂を行っており、人々の食生活にも
深く浸透し、日常的によく食べます。中国でも昔から漢方に混ぜて飲んだり
していたそうで、はちみつの殺菌力や栄養価は突出して高いと言われています。
ピロリ菌を退治できるほどだとか。ローマで同じアパートにいた
ポーランド人は、風邪を引くとよく温めた牛乳にはちみつとバターを混ぜて
飲んでいました。おいしい。
腸内環境をよくするにも最適です。 ブドウ糖が多いため、疲れた時に
食べると即効性があります。点滴と同じ効果があります。
天然はちみつで輸入する場合、日本では果糖が全体の糖分の50%以上必要で、ショ糖が全体の5%以下でないと天然と認められません。
しかしそもそも天然はちみつとは、非加熱で、水あめなど他の糖分、
着色料、香料など一切加えていない状態のことを言います。
糖分も気候で微妙に変わり、ブドウ糖もミツバチが還元した糖分で
果糖より劣ることもありません。
ほんの小数点の単位でも果糖の割合が低いと、税関でかなり追求されます。
辟易とします。
加工はちみつは、日本では全体の市場の95%近くを占めていると
言われています。輸入の天然はちみつは、ニュージーランドや
第三諸国産だと手続きが難しくないと言われていますが、
EU産はこのような状態。
もっと驚くのは、加工はちみつの関税は、50%という事実。
不思議な数字です。純粋とか純正と書いてあるのも加工はちみつのことで、
以前流行ったピュアオイルの名前の響きと似ています。
加工はちみつには本来の栄養価はありません。
瓶入りのはちみつ意外に、飴やドリンクなど様々な食品に加工はちみつが
使用されております。はちみつに限りませんが、大量に輸入されるので、
全部は検査できないと厚労省の副大臣がテレビで話しておりました。
うちのは事細かに検査するのになあ、と思った次第です。
*絵はアカシアの花=ミモザのこと。
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