トスカーナのお料理です。普通のミネストローネと違う
ところは、トスカーナの塩なしパンをトーストして、
野菜と一緒に煮込んであるところです。黒キャベツが
なかったので、普通のキャベツで代用し、トスカーナ豆が
なかったのでひよこ豆で代用しています。

 

先日焼いた塩なしパンが硬くなっていたので作りました。
ウンブリア、トスカーナは塩が入っていないパンが主食で、
このパンをよくトーストすると独特の香ばしく甘い香りが
します。煮込んだ野菜と豆に入れてさらにまた煮込みます。 
全部で4時間くらいかな。リボッリータはもう一度煮た、
という意味です。

 

次の日にはもっとおいしくなっています。トスカーナに
行ったら必ず食べるお料理で、外ご飯が続いた時にホッと
する一皿だったり、友人宅でその人のおうちの味を
いただけるともっとうれしいお料理です。
これまた地味に見えますが、私の周りのイタリア人は
みんな大好きです。

 

先日「ねじ曲げられた「イタリア料理」」ファブリツィオ 
グラッセッリ(著)という光文社新書を読みました。
日本で食べるいわゆるイタリアンとイタリア人が普段
食べているお料理がいかに異なるかが書いてあって、
とても面白かったです。

 

野菜や豆からでる味とパンの味、今日みたいな寒い日に、
芯から温まります。


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